冥王星の近接画像、氷の山脈をとらえる
2015年07月16日 07:58 発信地:マイアミ/米国
このニュースをシェア
関連写真
【7月16日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は15日、冥王星に歴史的最接近を果たした無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」からの最初の近接画像を公開した。画像からは冥王星の地表に氷の山脈が見える。
NASAによると、氷の山脈の高さは3500メートルにもおよんでいる。
また、冥王星とその5つの衛星に宇宙起源の残骸や塵(ちり)が勢いよく降り続く、海王星の軌道の外側にあるカイパーベルト(Kuiper Belt)に位置しているにもかかわらず、冥王星の近接画像にはクレーターが見られないことが、科学者らを驚かせている。
NASAによると、画像から冥王星は地質学的に活発で、山脈は、天文学的には若いおそらく約1億年前にできたという。太陽系の年齢45億年からすると、これはほんのわずかな時間だ。(c)AFP/Kerry SHERIDAN