イベントのサイトをWordPressでつくったあと、そのイベントが終わったらもうWordPressの管理はしたくないよってことはまあまあ多いですよね。
そんな時に、GitHubページとして公開しておけば、ドメインの維持費以外は無料でホスティングできちゃうじゃんということでやってみました。
やりかた
VCCWを起動
以下から最新版を入手して、vagrant up
するだけ。
特になにか設定を変える必要はありません。
WordMoveで既存のサイトを吸い込む
vagrant up
の後に自動的に生成されているMovefile
を編集してください。
設定方法は、以下のサイトを参考にしてください。
- ふつうのレンタルサーバーでも、VCCWとWordmoveを使って快適にローカル環境で開発しようぜ! | Toro_Unit
- さくらのレンタルサーバーにWordPressをデプロイするのはVCCW + Wordmoveが最高に捗る | モンキーレンチ
あとはvagrant ssh
のあとでwordmove pull --all
してしばらく待ちましょう。
StaticPressをインストール
Wordmoveで吸い込むのが終わったら、http://vccw.dev/で対象サイトがVagrant上で再現出来ているはずです。
あとは、StaticPressというプラグインをWordPressにインストールしましょう。
VCCWならローカルで以下のコマンドを実行すればあら不思議、プラグインのインストールから有効化までが一発で終わります。
$ vagrant ssh -c "wp plugin install staticpress --activate" Installing StaticPress (0.4.4) https://downloads.wordpress.org/plugin/staticpress.0.4.4.zip からインストールパッケージをダウンロードしています… パッケージを展開しています… プラグインをインストールしています… プラグインのインストールが完了しました。 Success: Translations are up to date. Activating 'staticpress'... Success: Plugin 'staticpress' activated. Connection to 127.0.0.1 closed.
StaticPressの設定
インストールが完了したらWordPressにログインしてStaticPressの設定を行いましょう。
設定内容は上のスクリーンショットを参考にしてください。
静的サイトのURLは元サイトのURLと同じにしましょう。
静的サイトを生成する
設定が完了したら再構築ボタンをクリックして静的サイトを生成しましょう。
無事に再構築が終わるとこんな感じ。
1200ページとかあっても無事に再構築が完了しました。
GitHubページを作成する
再構築が終わったらGitHubでGitHubページ用のリポジトリを作りましょう。
適当なリポジトリを作って、git init
してから以下のような感じ?
$ cd static $ git add --all $ git commit -m "Initial commit" $ git push -u origin gh-pages
細かいところは忘れたので、まあ適当に頑張ってください。
static
ディレクトリ以下に静的サイトが生成されているので、そこをコミットしてプッシュするのがミソです。
DNSの設定&CNAMEファイルをコミット
静的サイトをGitHubページとしてプッシュできたら、DNSの設定を変更して独自ドメインでGitHubページが見れるようにしましょう。
あと、独自ドメインで表示するにはCNAMEというファイルをプッシュしておく必要があるのでそれも忘れずに。
https://help.github.com/articles/setting-up-a-custom-domain-with-github-pages/
ついでにVCCWもプッシュしておく
もしかしたらWordPressを復活させることもあるかもしれないので、VCCW環境をまるごとGitHubにあげたいということもあるかも。
その場合は、以下のことに注意して自力で頑張ってください。
- masterブランチなど、gh-pagesとは違うブランチにプッシュしとくとかっこいい。
- Movefileをpushしてしまわないように
.gitignore
に追加しておくこと。 wp db export
でDBのバックアップをとって、provision-post.shにwp db import
を記述しておくと、次回以降vagrant up
だけでサイトが復活します。
これをやる場合、ユーザー情報は消しといたほうがいいです。
そうそう、あとGitHubページとして公開したらオープンソースってことになりますから、そのへんをちゃんと理解できる人だけがやってくださいね。