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【千葉】「非常に姑息なやり方」 千葉市の矢野さん 首相に取り下げ求める手紙
市民グループ「憲法とくらしを考える会」代表の矢野忠昭さん(69)=千葉市美浜区=は今月はじめ、仲間とともに安倍晋三首相に法案取り下げを求める手紙を送った。 国会審議を見ているうちに「議論を尽くして、最後に多数決に従う民主主義のルールが守られないのでは」と痛感。居ても立ってもいられなくなったためだ。 手紙では、首相が「丁寧に説明する」と繰り返し表明してきたことに対し「丁寧な説明を受けておりません。説明できない法案は、即刻撤回してほしい」と求めた。結びでは「日本人が傷つくことも、他国人を傷つけることにも反対です」と訴えた。 「小さい声でも首相に届けよう」という思いからの行動だったが、首相はこの日も「まだ国民の理解が進んでいない」と答弁しながら、採決を急ぐ姿勢は崩さなかった。 「(法案が衆院で可決し参院に送られた後、六十日過ぎたら衆院で再可決でき今国会中に法案が成立する)六十日ルールを意識した非常に姑息(こそく)なやり方だ」 怒りを抑えきれない矢野さんは「民主主義だけでなく平和や命が脅かされている。強行採決にあきらめずに、これからも反対の声を上げていく」と語った。 (砂上麻子) PR情報
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