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沖縄でも強行採決に怒り=国際通りで安保法案反対デモ

時事通信 7月15日(水)20時17分配信

 衆院特別委員会での安全保障関連法案可決を受け、沖縄県では市民団体が那覇市の観光地「国際通り」でデモ行進。
 県民ら約630人が参加し、「強行採決許さない」「戦争法案絶対反対」などとシュプレヒコールを上げて同法案反対を訴えた。
 デモに先立ち県庁前で行われた集会では、主催者代表で琉球大法科大学院の高良鉄美教授(61)が「この法案が日本の存立を危機的状況にしてしまう。沖縄から怒りを込めて抗議し、廃案になるまで頑張ろう」と呼び掛けた。
 抗議デモに初めて参加した那覇市の無職比嘉多実さん(60)は、6日に同県で行われた参考人質疑に触れ、「ただのアリバイづくりだった。政府は自分たちのやりたいことを通すだけで、聞いたことを生かしていない」と憤った。
 参考人質疑で同法案に反対の意見を述べた稲嶺進名護市長もこの日、市役所で「意見が反映されていないのではないか。国民不在でとても残念だ」と政府を批判した。 

最終更新:7月15日(水)20時19分

時事通信

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