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福島第一原発 カバー解体28日にも再開へ
7月16日 4時13分

福島第一原発 カバー解体28日にも再開へ
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東京電力福島第一原子力発電所1号機では、廃炉に向けた建屋カバーの解体作業が、設備の不具合から延期されていましたが、東京電力は不具合の対応が終わったとして、天候の影響がなければ今月28日にも作業を再開することを決めました。
福島第一原発1号機は、放射性物質の放出を抑えるため建屋全体がカバーで覆われていますが、東京電力は、建屋に散乱したがれきを撤去して、使用済み燃料プールから核燃料を取り出すため、当初は去年7月からカバーを解体する計画でした。
ところが、放射性物質が飛散することへの地元の不安などから段階的に延期されていたほか、ことし5月に改めて解体しようとした際にも施設の不具合が見つかり、再び延期されていました。
その結果、東京電力は不具合への対応が終わったとして、天候の影響がなければ今月28日からカバーの解体作業を始めることを決めました。
計画では、放射性物質を含む粉じんが飛散するのを防ぐ薬剤をまきながら、4か月ほどかけて天井の6枚のパネルを外し、その後も慎重に解体を進めるとしています。
東京電力は、カバーの解体に先立ち、去年から内側のがれきに粉じんの飛散を防ぐ薬剤をまく対策を取っていて、解体作業中は周辺の放射線量の監視を強化するとしています。

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