ここから本文です

韓国高官、北京のシンポで「北東アジア開発銀行」設立を提案

FOCUS-ASIA.COM 7月15日(水)23時58分配信

韓国の朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席秘書官は14日、北京で開催された「ユーラシア・イニシアチブと一帯一路 国際シンポジウム」の席上、「韓国と中国の間で政治・経済が盛り上がってきており、『北東アジア開発銀行』を設立する必要がある」と提案した。台湾・中央社や韓国・中央日報の15日付の報道として、中国・環球網が同日伝えた。

同シンポは韓国対外経済研究院と中国国際問題研究院が共催した。

朱氏は同シンポの基調講演で、「韓中関係が『政熱経熱』の段階に入った。ユーラシア・イニシアチブと一帯一路構想はいずれも、包容力があり開放的なエリアを構築して、平和、共栄を実現しようとするものであり、相互に補い合って発展させることができる」と指摘。「その協力の一環として『北東アジア開発銀行』の設立が必要だ」と訴えた。

「北東アジア開発銀行」の設立は2014年3月のドイツ訪問時に朴槿恵大統領が初めて提案。当時の構想は、北朝鮮が核を放棄すれば、韓国が周辺国や国際機関と共に銀行を設立し、北朝鮮の経済開発を支援するというものだった。

今回、朱氏は中国の主導で設立されるアジアインフラ投資銀行(AIIB)と互いに補い合い、北東アジアのインフラ開発に力を尽くす存在にしたいと説明した。

(編集翻訳 恩田有紀)

最終更新:7月15日(水)23時58分

FOCUS-ASIA.COM

誤算の連鎖 新国立建設のゆくえ