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九電 川内原発1号機の再稼働工程を説明7月14日 18時11分
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再稼働に向けた最終段階の準備に入っている鹿児島県の川内原子力発電所1号機について、九州電力は、再稼働までの今後の工程やトラブルがあったときの対応を報道関係者に説明しました。
川内原発1号機について九州電力は今月10日に原子炉に核燃料を入れる作業を終え、来月の再稼働を目指し、最終段階の準備を進めています。14日は原発の構内にある訓練用の施設で再稼働までの工程を報道関係者に説明しました。
それによりますと、原子炉を起動させる工程では32本ある、核分裂を抑える制御棒を順次引き抜いていき、最初の制御棒を引き抜いてから15時間程度で核分裂反応が安定した状態で連続する「臨界」の状態にするとしています。また、再稼働の工程で想定されるトラブルなどを深刻さに応じて5段階に分類し、例えば、冷却水を循環させるポンプの異常な振動は、最も深刻なトラブルの1つとして、原子炉を停止するとしています。
九州電力は、早ければ来月10日にも原子炉を起動し再稼働を目指す方針ですが、一連の工程は設備の検査を受けながら進められるうえ、福島第一原発の事故の影響で4年に渡って運転を停止した状態が続いていることなどで時間がかかり、ずれ込む可能性もあります。
川内原子力発電所の米丸賢一次長は、「今後も、一つ一つの操作を着実に行いながら、再稼働に向けた道のりを進んで行きたい」と話していました。
それによりますと、原子炉を起動させる工程では32本ある、核分裂を抑える制御棒を順次引き抜いていき、最初の制御棒を引き抜いてから15時間程度で核分裂反応が安定した状態で連続する「臨界」の状態にするとしています。また、再稼働の工程で想定されるトラブルなどを深刻さに応じて5段階に分類し、例えば、冷却水を循環させるポンプの異常な振動は、最も深刻なトラブルの1つとして、原子炉を停止するとしています。
九州電力は、早ければ来月10日にも原子炉を起動し再稼働を目指す方針ですが、一連の工程は設備の検査を受けながら進められるうえ、福島第一原発の事故の影響で4年に渡って運転を停止した状態が続いていることなどで時間がかかり、ずれ込む可能性もあります。
川内原子力発電所の米丸賢一次長は、「今後も、一つ一つの操作を着実に行いながら、再稼働に向けた道のりを進んで行きたい」と話していました。