自衛隊機の緊急発進、4─6月はロシア激減 中国は増加続く
[東京 15日 ロイター] - 防衛省は15日、自衛隊機による緊急発進(スクランブル)が、4─6月期は前年同期から半減したと発表した。昨年急増した対ロシア機が、例年の水準に戻った。対中国機は増加基調が続いている。
4─6月期の発進回数は173回で、前年同期の340回から減少した。うち対ロシア機は235回から57回に激減した。昨年はウクライナ問題を背景に、米韓が合同軍事演習を実施した時期にロシア機の動きが活発化した。
一方、対中国機は114回で、前年同期の104回から増加した。4─6月期としては、公表している2005年度以降で最高となった。
(久保信博)
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