北朝鮮が大赦発表 求心力高めるねらいか

7月14日 14時53分

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北朝鮮は朝鮮労働党の創立と日本の植民地支配解放からことしで７０年となるのに合わせた措置だとして「有罪判決を受けた者たちに大赦を実施する」と発表し、発表を通じてキム・ジョンウン（金正恩）第１書記の求心力を高めたいねらいがあるとみられます。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は１４日、最高人民会議の常任委員会の決定だとして、「有罪判決を受けた者たちに大赦を実施することが決定し、来月１日から行われる」と伝えました。
大赦が適用される具体的な対象者や人数などは不明ですが、朝鮮労働党の創立と日本の植民地支配からの解放から、ことしで７０年となるのに合わせた措置だとしています
北朝鮮は国の重要な節目と位置づける記念日に合わせて過去にも大赦を発表していて、大赦の実施は故キム・イルソン（金日成）主席の生誕１００年などを前に行われた２０１２年２月以来です。
朝鮮中央通信は「関係機関は釈放された者たちが安定して働き、生活できるよう対策を講じる」と強調しており、今回の発表でキム・ジョンウン第１書記の求心力を高めたいねらいがあるとみられます。