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組員放火で死亡 山口組組長ら1億円支払いで和解7月15日 16時43分
5年前、名古屋市の繁華街のキャバクラに暴力団員が放火し、従業員の男性が死亡した事件で、遺族が、上部団体のトップにも責任があるとして山口組の組長らに賠償を求めていた裁判で、組長らが1億円の解決金を支払うことなどで和解が成立していたことが分かりました。
5年前の平成22年、名古屋市中村区で、指定暴力団、山口組系の暴力団員が、みかじめ料を払わないことへの報復として、営業中のキャバクラにガソリンをまいて放火し、従業員の27歳の男性が死亡しました。
おととし、男性の遺族が、上部団体のトップにも責任があるとして、山口組の篠田健市組長ら5人に慰謝料など合わせて1億5000万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。
遺族の代理人の弁護士によりますと、14日、名古屋地方裁判所で、山口組側が今月中に解決金を支払って謝罪することや、今後、接触しないことを条件に和解が成立したということです。関係者によりますと、解決金は1億円だということです。
弁護士は「和解の内容は評価している。みかじめ料を要求されている人が断る勇気につながってほしい」とコメントしています。
この事件では、実行役として殺人や放火などの罪に問われた暴力団員2人が無期懲役と懲役30年の判決を言い渡され、それぞれ確定しています。
おととし、男性の遺族が、上部団体のトップにも責任があるとして、山口組の篠田健市組長ら5人に慰謝料など合わせて1億5000万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。
遺族の代理人の弁護士によりますと、14日、名古屋地方裁判所で、山口組側が今月中に解決金を支払って謝罪することや、今後、接触しないことを条件に和解が成立したということです。関係者によりますと、解決金は1億円だということです。
弁護士は「和解の内容は評価している。みかじめ料を要求されている人が断る勇気につながってほしい」とコメントしています。
この事件では、実行役として殺人や放火などの罪に問われた暴力団員2人が無期懲役と懲役30年の判決を言い渡され、それぞれ確定しています。