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〈中川郁子〉 週刊新潮に反論「私は生足じゃなかった」
「今日だって街宣車まで来た。普通の政治活動もできませんよ」
こう嘆くのは、故・中川昭一元財務相(享年56)の妻、自民党の中川郁子農水政務官(56)である。
『週刊新潮』が三月に郁子氏と妻子ある同僚議員である門博文代議士(49)との“不倫路チュー”を報じてから約四カ月。二人の“再デート”を、同誌(七月十六日号)が報じたのだ。
六月三十日の十九時過ぎ、一度帰宅した郁子氏は、スーツ姿から一変、生足にミニスカートという“勝負服”で居酒屋に入店。そこに、郁子氏が属する二階派の事務総長である江崎鉄麿代議士(71)に連れられてやってきたのは、例の門氏だったと写真付きで報じたのだ。
衝撃的だったのは、後日、同誌記者が郁子氏を直撃した際の場面。記者が「なんの関係もない男女は路上でキスなどしない」と意見すると、記者の首に両手を回し、「チューしましょうか?」と言いながら覆い被さったというのだ。郁子氏は、いまどんな精神状態なのか。地元・北海道音更町役場で催された懇談会に参加した郁子氏を直撃した。
――当日はどのような経緯で門氏に会ったのか。
「その日は江崎先生から『派閥にかかわる話をしたいから』と呼ばれて、たまたま門先生がそこにいたという形です」
――記者の首に手を?
「あの日、記者の方は自宅の物陰に隠れていて、パッと出てきたんです。名前も名乗らず名刺も出さないで、大きな声で『傘もささずに一・五キロも歩いていたでしょう』と言われて恐怖感で一杯でした。ストーカーまがい、セクハラまがい、暴漢まがい」
そこで政策秘書が割って入る。
「記者が肉薄してきたのでこれは正当防衛ですよ。九日朝、世田谷署の生活安全課に行ったところ、署をあげて対処してくれると」
――写真については?
「私、ストッキング穿いてますし! 発端は私なので反省しなくちゃいけない部分はあるんですけど、(新潮がネットで公開した)動画を許しちゃったら女性の活躍という意味でも、後に続く女性議員に影響が出てしまうでしょう」
――周囲からの反響は?
「ネットも怖いので見ていないんです。あれ以来、ホームページもフェイスブックも更新していないし。見るのも怖い(笑)」
郁子氏から直接報告を受けたという谷脇正人・十勝連合後援会幹事長が語る。
「代議士は、十一月一日に『フードバレーとかちマラソン』に参加する予定だったが、このことによってどうなるか定かではない」
二階派会長代行の河村建夫代議士は戸惑いを隠さずにいう。
「正式な報告なり謝罪なりはない。政治家同士、大人ですからねぇ……。ちゃんと判断してほしい」
郁子氏といえば、「昭一氏が落選しそうになった際、怒りの末に気絶して、歯を折ったこともあるほど直情的な人」(自民党関係者)。
二度あることは三度あるかも。
「週刊文春」2015年7月23日号
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