女性死亡:犬にかまれて? 北海道の知人宅訪れ
毎日新聞 2015年07月14日 23時30分(最終更新 07月15日 05時27分)
14日午後3時20分ごろ、北海道遠軽町丸瀬布上武利の民家敷地内にある犬の飼育スペースで、千葉県在住の50代とみられる女性が倒れ、死亡しているのを道警遠軽署員が見つけた。近くにハスキー犬らしき大型犬4頭がおり、女性の体に無数のかみ傷のような痕跡があったことから、同署は犬にかまれた可能性があるとみて女性の死因などを調べている。
同署などによると、女性はこの家に1人で住む50代男性の知人で、男性が出張中に犬の餌やりをするためレンタカーで現場を訪れたらしい。紋別市のレンタカー会社が13日夕、「昼までに返却予定のお客が帰ってこない」と警察に通報し、署員が捜していた。
現場は山林の中にある一軒家。敷地内の100平方メートル程度が高さ約2メートルの柵で囲われ、4匹が放し飼いにされていたという。女性は施錠されていない入り口から入ったらしい。同署員が到着した際、犬はかなり興奮していて、小屋に押し込めてようやく倒れていた女性に近づけたという。
専門家によると、ハスキー犬は国内では一般にシベリアンハスキーを指す。見た目と異なって性格は穏やかで人懐っこいが、自立心が強く、しつけるのが難しい一面もあるという。【山田泰雄、安達恒太郎、小川祐希】