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冥王星探査機 無事知らせる信号受信
7月15日 12時07分

冥王星探査機 無事知らせる信号受信
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NASA=アメリカ航空宇宙局は、冥王星に14日夜、最接近した無人探査機から日本時間15日の午前10時前、無事に飛行を続けていることを知らせる信号を受信したと発表し、今後、1年以上かけて送られてくる冥王星の鮮明な画像や詳細な観測データへの期待が高まっています。
これはNASAが発表したもので、冥王星に14日夜、最接近した無人探査機「ニューホライズンズ」から、日本時間の15日午前9時52分37秒、無事に飛行を続けていることを知らせる信号を受信したということです。
探査機は、最接近の間は観測活動に集中していたため、これまで22時間にわたって地球との通信が途絶えていましたが、信号が届いたのが確認されると地上管制室があるアメリカ東部の研究施設では大きな歓声が上がり、関係者が互いに抱き合っていました。
また、NASAは、探査機が最接近の前に撮影した冥王星の新たな観測結果も公表しました。
公表された冥王星の画像では、場所によって表面にある物質が異なることが複数の色で表示され、特徴的なハートの形に見える地域も右側と左側で表面にある物質が異なることが分かります。
探査機は今後、16か月かけて、最接近の際の集中的な観測活動で収集したすべてのデータを地球に送るということで、冥王星のさらに鮮明な画像やより詳しいデータなど冥王星だけでなく太陽系の成り立ちにも迫る観測結果が得られるのではとの期待が高まっています。

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