おらの村にはディスプレイもねぇ!キーボードもねぇ!マウスもねぇ!
色々な事情で、モニタやキーボードがないところでRaspberry Piをセットアップしたくなることありますよね?(私はあります)。sshにさえアクセスできれば!ファイルに直接アクセスできればなんとかなるのに!という人のための記事です。気分はヘレン・ケラー。
最低限必要なもの
リモートログインできるパソコンやネットワーク環境、Etherケーブルは所有している前提です。
- 出版社/メーカー: Raspberry Pi
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (5件) を見る
TOSHIBA(東芝) microSDHCカード (日本製) EXCERIA Class10 UHS-I対応 95MB/s 16GB 海外パッケージ品 SD-C16GR7WA3
- 出版社/メーカー: 東芝
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
アップル 【純正品】Apple iPadmini/iPad/iPhone/iPod用 10W USB電源アダプタ 保証書同梱品 バルク品
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
Amazonベーシック USB2.0ケーブル 1.8m (タイプAオス- マイクロタイプBオス)
- 出版社/メーカー: AmazonBasics
- 発売日: 2010/08/25
- メディア: Personal Computers
- 購入: 40人 クリック: 44回
- この商品を含むブログを見る
合計約9000円!もしSDカードやUSBケーブル、電源を持っていたら、Raspberry Pi分の約5500円でOK!
ちなみに以下のサイトによると一通り揃えようとすると2万はかかるとのこと。半分以下ですね、やった!makining.com
Raspbian書き込み
初心者推奨のRaspberry Pi向けディストリビューションのNOOBSだとデフォルトだとsshでアクセスできないので、デフォルトでsshがenableのRaspbianを選んでやります。
Raspbianダウンロード
公式サイトは異常に遅いので。以下のミラーサイトから最新版をダウンロードしましょう。今日時点だと2015/5/5更新のものが最新。
Index of /pub/raspberrypi/raspbian/images
www.raspberrypi.org
公式サイトは異常に遅い…
ディスクのフォーマット
次にディスクをフォーマットしましょう。好きな方法でよいですが、確実なのはSD Formatterを使う方法です。以下のサイトからダウンロードしたSD Formatterを使ってSDカードをフォーマットをしましょう。ドライブを選択するだけの簡単設計。
ディスクのデバイスファイルを確認
MacでコピーしたいSDカードを挿入後にdfコマンド実行してSDカードのデバイスファイルを確認。よくわからなければ、挿入前と挿入後でdfコマンド実行して比較しましょう。
$ df
挿入後に増えているデバイスファイルがSDカードのデバイスファイルです。例えば /dev/disk2とか/dev/disk3とか。
イメージ書き込み
書き込みしたいSDカードを挿入して、以下のコマンドでアンマウント
$ diskutil umountDisk /dev/disk2
以下のコマンドで書き込み。/dev/disk2の場合は /dev/rdisk2のようにrをつけるのがポイント。理由は…よくわからないです、すみません。例えばドキュメントフォルダ直下にイメージファイルを置いた場合は以下の通り。
$ sudo dd if=Documents/2015-05-05-raspbian-wheezy.img of=/dev/rdisk2 bs=1m
しばらく(数分)待つと完了のメッセージが出るので、書き込み完了。途中経過が気になる方はCtrl+Tで進捗を表示できます。あとは以下のコマンドでアンマウントしてからSDカードを取り出しましょう。
$ diskutil eject /dev/disk2
IPアドレスを調べる
Raspberry PiにRaspbianを書き込んだSDを挿入し、有線LANに繋いで電源を入れてやりましょう。すると勝手にIPを取得してくれます。次にRaspberry PiのIPアドレスを調べましょう。手当たり次第にIPをうっていっても良いのですが、ターミナルから以下コマンドを打つとネットワーク内のIPアドレスを表示してくれるので便利です。
$ arp -a
こんな感じね
後はiPhoneだとFingというソフトが良い感じです。
こんな感じです。どのポートが空いているかまで調べられる優れもの
この場合は 192.168.2.108がRaspberry Pi 2です。Buffaloの無線LANで接続しているのでこんな感じの表示になっています。Windowsでも似たようなソフトは色々あるかなと思います。
sshでアクセス
調べたIPアドレスにアクセスします。192.168.2.108の例だと以下
$ ssh pi@192.168.2.108
パスワードはデフォルトは「raspberry」ね。
WindowsだとTeraTermとか使えば同じようにログインできます。
ファイルに直接アクセス
Raspberry Piの設定ファイルを他のPCで直接書き換える方法もあるようですが、時間と環境の関係でうまく行きませんでした。またできるようになったら追記します。
まとめ
これでいつでもどこでもRaspberry Piライフが楽しめますね!
参考リンク
news.mynavi.jp
IPアドレスの調べ方