篠健一郎
2015年7月15日08時52分
「おもてなし」の品質に太鼓判を――。経済産業省は13日、飲食店や旅館などのサービス業の「おもてなし」の水準を認証する制度をつくる考えを明らかにした。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、急増が見込まれる来日外国人にアピールする狙いだ。
8月に立ち上げる有識者による検討会で具体的な基準などを決め、来夏にも始める。規格認証には客観的な基準を設ける考えで、例えば、外国語が話せる職員が常駐しているか▽免税手続きに対応しているか▽多言語で表記されているか▽クレジットカードが使えるか――などを検討している。業者がより高いサービスを目指すよう、認証に複数の段階を設ける方向だ。
宮沢洋一経産相は13日、記者団に「おもてなし規格認証制度の導入で質の高いサービスが評価され、サービス産業全体の底上げにつながる」と話した。(篠健一郎)
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