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「医師有罪」では医療安全につながらず

東京保険医協会、ウログラフイン投与事故で会見

2015年7月9日 橋本佳子(m3.com編集長)


東京保険医協会勤務医委員会委員の佐藤一樹氏。東京保険医協会は7月9日、国立国際医療研究センター病院の造影剤ウログラフイン投与事故に関して厚生労働省内で会見し、事故の当事者である整形外科医の再出発、さらには医療安全のために、「寛大な判決文と説諭」を求める嘆願書を東京地裁に提出したことを説明した。同協会の嘆願書は、6月15日付。過去において、医師が業務上過失致死罪で有罪になっても同様の誤投与事故が繰り返されていることから、「個人の責任を追及しても、再発防止には全く役に立たないことは明らか」と指摘して... 続きを読む

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