安保法案反対の声「高めよう」　かながわアクション、きょう横浜駅前で行動

　平和運動や特定秘密保護法反対運動などの県内市民団体でつくるグループ「かながわアクション二〇一五」（高梨晃嘉代表世話人）は、国会審議中の安全保障関連法案に反対の声を上げようと、十四日に横浜駅西口でチラシ配りするのをはじめ、抗議行動を行う。十三日に県庁で記者会見した高梨さんは「少しでも世論を高められれば」と多くの参加を呼びかけている。

　かながわアクションは昨年十一月に結成。地域の「九条の会」や神奈川平和運動センター、原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会など二十四団体が賛同している。

　十四日午後三時から横浜駅西口で街頭活動をした後、東京・日比谷で予定されている集会やデモに参加。十八日午後一時からは京急上大岡駅前とＪＲ大船駅前で、作家の沢地久枝さんや小林節慶応大名誉教授らが呼び掛けた全国一斉行動に呼応し、「アベ政治を許さない」とのメッセージを掲げる。十八日は藤沢や鎌倉、横浜市内の別の場所でも同様の行動があるという。

　八月十日午後五時には、県行政に安保法案に伴う後方支援への協力拒否を求めるため、「神奈川県庁包囲行動」を行う。高梨さんは「抗議行動の中心は東京だが、地元でも意思表示ができる」と訴えている。問い合わせは事務局の松原さん＝電０９０（７２７２）３０９２＝へ。ウェブサイト「かながわアクション」でも日程などを掲載している。　（原昌志）