サイバー攻撃対策、人材育て 京都すばる高で全国初授業
ハッキング技術を含む情報セキュリティーに必要な知識をゲーム形式で学ぶ授業が14日、京都市伏見区の京都すばる高であった。政府や企業を狙ったサイバー攻撃対策の人材不足が課題となる中、京都府警の働き掛けで企画された。高校で行うのは全国でも初めてという。
高校生に情報セキュリティー分野に関心を持ってもらおうと、府警サイバー犯罪対策課が提案し、専門の企業が問題作りで協力した。情報科学科の2年生75人が挑戦した。
授業では、アルファベットや記号などが並んだ文字列を、ソフトを使って意味が分かる文章に変換する▽写真の撮影場所を、インターネットを使って見つける▽特定のプログラムを入力してIDやパスワードを使わずにデータベースにアクセスする-など20問が出題された。生徒は5~7人でグループになり、パソコンなどを使って考え、合計点を競った。
2年柴原航君(16)は「ネット社会に必要な情報を扱う知識を楽しみながら学べた」と話した。
【 2015年07月14日 21時09分 】