ペネトレーションテストに用いられるBacktrackの後継ディストリビューションKali Linux。
Kali 1.0系からかなり大人しくなっていたので、もはや忘れてしまっていた方も多いかと思います。
実は1.1をリリースしたり、RasPi用イメージを作ったり、公式でDocker Imageをリリースしたりと、ちゃんと実績を積み上げていました。

https://www.kali.org/news/kali-linux-2-release-day-scheduled/

Kali 2.0のプレビュー動画が公開

毎度厨二病を刺激する(仰々しい)動画を公開してきますね。
前半では初代Backtrackから続く10年間を振り返っています。

後半ではWindowsに侵入したり、BSSIDから取得後、認証用のpsk鍵を割り出しています。
Backtrackを昔触った程度で今どんなツールがあるのか詳しくないのですが、今ってWEPじゃなくてもこんなに早く解析できるんですね。
ほんの数秒でしたよ。
これはウチの無線LANも見直さねば!

あ、田舎すぎて誰もクラックしてくれないんだった・・・

動画からちょっとだけ分析してみる

デスクトップ環境は相変わらずGnomeのようです。
うーん・・・Xfce版出してくれないかなぁ。
メニュー作るのメンドイんですよね。
あ、デスクトップ通知もビルトインされているようです。
(正直大した機能じゃないような・・・)
まぁあくまで『セキュリティツールをゴリゴリ盛り込んで使いやすいようにメニュー分けしてるよ』っていうディストリビューションなのでこんなものでしょうか。
確証は動画では得られませんでしたが多分またDebianベースじゃないでしょうか。
それならArchAssaultでもいい気もする。

原文によるとかなり力を注いだ様子

以下は原文をGoogle翻訳したものです。

我々は通常、何かが表面の下に醸造されることを意味し、最近やけに静かしてきました。
過去数ヶ月間では、kaliのLinuxの私たちの次の世代に無我夢中で取り組んできましたし、私たちはどのようにそれは、これまで見ていると、本当に満足しています。
新機能と興味深い新たな側面の多くは、しかし、我々は我々がリリースに終わっまで私たちの口は閉じておこう、この更新されたバージョンにあります。
私たちは、あなたが完全にかかわらず、ぶら下がったままにしないだろう…ここに来る事の小お誘いです!

だいたいこう言うわけわからない翻訳になるときは、かなり大げさな表現をしていますよね。

詳細はセキュリティ・カンファレンスで

Kali Linux 2.0のリリーススケジュールは 2015年8月11日となっております。
ラスベガスで開催されるセキュリティ・カンファレンス BlackHatとDefconにて詳細が明かされるようです。
Kali 2.0の新機能やKaliの道場も準備しているとか。

余談ですが、『道場』って言葉、輸出されてるんですね。
『Dojo』て書くみたいです。
初めて知りました。
外国人でも空手とか柔道とか愛好家が多いから言葉も渡ったんでしょうか。