覚せい剤3・4キロ所持容疑、組員逮捕 県警
神戸新聞NEXT 7月14日(火)14時10分配信
兵庫県警薬物銃器対策課と神戸水上署などは14日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで、指定暴力団山口組系組員、倉田裕一郎容疑者(46)=丹波市春日町坂=を逮捕、送検した。県警によると、押収した覚せい剤は約3・4キロ(末端価格約2億4千万円)で、県警による昨年1年間の押収量(約62グラム)の約55倍という。
県警は、暴力団の資金源となった可能性もあるとみて、入手経路などの解明を進めている。
送検容疑は6月24日午後11時40分ごろ、軽乗用車内の後部座席に、覚せい剤の結晶粉末約3・4キロを営利目的で所持した疑い。「売れるところがあれば、売ろうと思っていた」と容疑を認めている。
同署地域課員が神戸市中央区内で速度超過した倉田容疑者の車を停止させ、紙袋内にあったポリ袋入りの覚せい剤約2キロを見つけて現行犯逮捕。さらにかばんの中から約1・4キロが見つかったという。