米国の日本悪玉論
「日本には行き過ぎた愛国主義が存在している」─米歴史学会の重鎮ジョン・ダワー先生の「ご託宣」です。それゆえに「日本悪玉論」を展開されておられる…。
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どちらとも言えない
お言葉ですが…
かれこれ20年ちかく前になりますが『国を思うて何が悪い』(阿川弘之 光文社刊)という本が話題になりました。きわめて「健康」ではありませんか。一方で、わが国内にもダワー先生のようなかたがケッコーいらっしゃるのでしょう。でも、少々お伺いしたい。反日を掲げて指導者みずからがヘイトスピーチをくり返したり、動員をかけて日の丸を焼かせ、日系商品を扱う店を襲わせる──
こんなのにくらべれば、わが国のナショナリズムなぞは、ずっと抑制的で上品だと思うのですが、いかが?(立林昭彦)
あくことなき左の連鎖
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「日本悪玉論」を拡散するジョン・ダワー
日本はいつまで悪玉か。そこには、あくことなき「左の連鎖」が…。大型連休中に米国の日本研究家、ジョン・ダワー氏がまた「日本悪玉論」を説教めいて語った。彼が敬愛するハーバート・ノーマンの歴史観はマルクス主義史観である。
「暗黒史観」の洗脳工作
英国MI5(情報局保安部)が共産主義者と断定していたカナダの外交官、ハーバート・ノーマンは、GHQ(連合国軍総司令部)で日本の占領政策に関わり、有数の日本専門家としての発言力を背景にマルクス主義色の濃い「民主化」を進めた。
GHQ対敵諜報部調査分析課長として、ノーマンが以前勤務していた日本に戻ってきたのは1945(昭和20)年9月。ハーバード大時代に親交があった都留重人(後の一橋大学長)と、マルクス主義の憲法学者、鈴木安蔵を訪ね、「今こそ日本の民主化のために憲法改正を実践に移す好機だ」と憲法草案作成を働きかけた。治安維持法適用第1号の京都学連事件で検挙された鈴木は、ノーマンの助言を受け、天皇制廃止を主張していた元東大教授の高野岩三郎と憲法研究会を結成。同年12月26日に政府の改正草案より1カ月早く憲法草案要綱を発表。この草案を参考にGHQが最終草案を作った。
その過程で、ノーマンは「君たちの憲法草案も(天皇制を廃した)共和制ではないが、どういうわけだ」と質問。鈴木が「今の状態で国民的合意を得ることがむずかしい」と答えたところ、ノーマンは「今こそチャンスなのに、またしても天皇が存在する改革案なのか」と反論したという。日本人の自発意思により作成した「民主的」とされる憲法草案も、ノーマンの工作で生まれたものだったということになる。ノーマンが重視したのは、1条の「天皇は、日本国の象徴であり(中略)この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」の部分で、「国民の総意」を口実に天皇制を廃止できるようにしたといわれる。(中略)
またノーマンがハーバード大学の博士論文として執筆した著書「日本における近代国家の成立」は、GHQが日本理解のバイブルとして利用したとされる。戦前の日本を人民の生活と諸権利を犠牲にし、封建的要素を濃く残した、いびつな近代社会と指弾するものだった。日本共産党の講座派マルクス主義理論に依拠する歴史観は、制裁的な占領政策を推進するニューディーラー(ルーズベルト大統領のニューディール政策支持者)たちに影響を与え、戦後の日本に自虐史観を根付かせる要因となった。(編集委員 岡部伸 産経新聞 2014年7月27日)
アメリカは被害妄想の国
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なぜアメリカ離れできないのか
アメリカの本音はあらゆる手法で戦後日本をマインドコントロールしつつ、西側の一員として対共産圏への防波堤にすることだった。対日戦略のさまざまな相貌について2009年夏号に掲載された、松田武と北村稔、2人の歴史学者の特別対談を再掲する。
アジア人種への恐怖
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日米戦争は「人種戦争」だった
日米戦争の原因は日本の軍国主義? 米国ではそんな議論より「なぜ日本をそこまで追い込んだのか」との研究がなされている。人種問題、エネルギー問題は重要なキーでもある。
西洋人は世界史を見直すべき
―元ニューヨーク・タイムズ東京支局長 ヘンリー・S・ストークス。半世紀にわたり日本に滞在、日本外国特派員協会で最古参だ。著書「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」(祥伝社)は、「在日外国人記者がはじめて書いた正しい近・現代日本史」(評論家の宮崎正弘さん)などと話題を集め、出版依頼が相次いでいる。
「多くの読者の皆さまに感謝します。『東京裁判は勝者の復讐(ふくしゅう)劇にすぎない』『いわゆる『南京大虐殺』はなかった』と世界の既成概念に欧米人で初めて挑戦したことに興味を持っていただいた。ただ私は歴史に対して公平でありたかったのです」
―初めて日本に来たときは、戦勝国史観に立ち、「日本は悪かった」「東京裁判は正しく、南京大虐殺はあった」と信じていた。
「滞日が長くなるにつれて、霧が晴れるように米国が押しつけた歴史観が誤りであることを悟り、歴史的真実がどこにあるか認識できるようになりました。皆さんも反日国家のプロパガンダに惑わされず、歴史の真実を知って、日本が誇りある国になってほしい」
―東京発の欧米特派員の報道には偏向した内容が少なくない。彼らの一部は日本を「肯定」する最長老に「修正主義者」のレッテルを貼った。
「滞日経験が浅い彼らのほとんどが勉強不足です。昨年5月に私の本について『南京虐殺否定 無断加筆 ベストセラー翻訳者』との捏造(ねつぞう)記事を書いた共同通信の若い米国人記者も、創作小説にすぎないアイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』を史実のごとくに信じていました。米東部の名門大学を卒業したエリートですらこのレベルです。私こそ『リベラル』。人種的偏見や差別に反対で、草の根の声を大切にしています。真実を壊す嘘を受け入れられません。しかし、日本でリベラルといえば、中国や旧ソ連を支持する左翼です。これはおかしい」
―「日本は侵略した」と欧米や中国、韓国、日本の学者まで主張する。
それは「連合国側の史観」。敵側の戦時プロパガンダです。確かに日本が欧米諸国のアジア植民地に軍事進攻したことは事実です。しかし、それ以前に侵略して植民地にしたのは欧米諸国です。日本は欧米の植民地を占領し、日本の将兵が宣教師のような使命感に駆られて、アジア諸民族を独立へ導いた。アジア諸国は日本によって白人支配から独立した。西洋人は世界史を見直すべきです。日本はアジアを独立に導いた「希望の光」。「侵略」したのではなく「解放」し、独立に導いたのです。アジア、アフリカ、北米、南米、豪州を侵略した西洋は謝罪していません。なぜ日本だけが謝罪しなければいけないのか。白人が有色人種を侵略するのは「文明化」で、有色人種が白人を侵略するのが「犯罪」とはナンセンスです」(産経新聞 2015年6月29日)
不当な国際誤解を払拭せよ
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「日本無罪論」パール博士の言葉
東京裁判で戦犯として訴追された25被告に対し「全員無罪」を主張したインド代表判事、ラダ・ビノード・パール博士。彼が判決後に案じ続けたのは日本の断罪が判示された「東京裁判史観」が影を投げ続けていくことだった。
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占領軍と癒着した「反日日本人」
「反日日本人」のルーツは、占領政策を継承し拡大再生産していく「友好的日本人」による「内的自己崩壊」を仕組んだ占領軍の「精神的武装解除」政策にあったことを見落としてはならない。
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