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【社会】

辺野古基金代表・宮崎駿氏が会見 「新基地建設に反対 あらゆることをしていく」

外国人特派員らに沖縄・辺野古への新基地建設や安保法案問題について語った宮崎駿監督(手前右)=東京都小金井市で

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 沖縄県名護市辺野古(へのこ)への新基地建設計画をめぐり、反対する市民運動を支援している「辺野古基金」の共同代表を務めるアニメ映画監督の宮崎駿氏が十三日、東京都小金井市のスタジオで外国特派員協会所属の記者と会見し「沖縄県民の半分以上の人たちが、新基地建設に反対している。永続的にあらゆることをしていく」と訴えた。

 宮崎氏は、国会審議が進む安全保障関連法案について「軍事力で中国の膨張を抑えるのは無理な話。もっと違う方法を考えないと。そのために私たちは平和憲法をつくった」と述べた。

 「憲法は占領下の産物ではないか」との問いには「十五年戦争の結果、三百万人を超す同胞の生命が失われた。そこに差し込んだ光が平和憲法だった。それは(第一次世界大戦後に各国が締結した)不戦条約の精神を引き継いだもので、決して押し付けと見られるものでない」と話した。

 安倍晋三首相に対しては「自分は憲法解釈を変えた男として歴史に残りたいのだろうが、愚劣なことだ」と強く批判した。

 

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