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「―――ゲルバよ、首尾はどうだ?」 幻界城最上階に位置する、ディスタリオンの司令室。 以前と同じようにその場に集まった七聖魔たちは、ゴーバの言葉でゲルバに注目した。 「ゲルバのじいさんよお、今日で四日目だぜ。それなりの結果は出せたんだろうなあ?」 ボッグがニタニタと笑いながら尋ねる。 その目は、「どうせ何も出来てないんだろ?」と言わんばかりだ。 「ひひひ・・」 余裕の笑みを浮かべるゲルバを見て、ボッグは笑みを消した。 「ずいぶん余裕じゃねえか、じじい」 「まあな。オマエさんが考えつくこと以上の成果は得られたわい」 「ほう、そりゃ面白れえや!ならその成果ってやつを見せてもらおうじゃねえか!」 「ひっひっひ、よかろう」 ゲルバはそう答え、両開きの重厚な入り口の扉の方にイスを向けると声をかけた。 「入ってこい」 「はい」 扉が開かれる。中に入ってきた人物を見て、動揺の声があちこちから上がった。 ゲルバの傍らに寄り、うやうやしく幹部たちに頭を下げるその人物は、 ディスタリオンの最大の敵であるジュエルエンジェルの一人、ジュエルガードだったからだ。 「ど、どうしてジュエルエンジェルがここに!?」 「ゲルバ・・・アンタまさか裏切ったんじゃあ・・・!」 ネーマが殺意を込めた目でゲルバを睨む。 「ひひ・・・まあ落ち着け、皆の衆」 「・・・どういう・・・ことだ?ゲルバよ・・・・・・」 ゴーバは特に取り乱した様子もなく、イスにもたれた姿勢を崩さずにガードを見つめて訊く。 「ははっ。我らの宿敵の一人ジュエルガードを、このゲルバの人形奴隷にいたしました。もうこの女は私の言うことならなんでも聞く忠実な下僕でございます。―――このとおり」 ゲルバが目で合図を送ると、ガードは心得たように頷いて跪き、ゲルバの足を手にとって舌を這わせ始めた。 「ん・・・ちゅぷっ、れろ・・・」 「指と指の間も、まんべんなく舐めるんじゃぞ」 「ぴちゃ、ちゅぴっ・・・はい、ゲルバ様」 懸命に奉仕するガードを見て、幹部たちは目を丸くする。 「こ、こりゃ一体・・・おい、じいさん!どんな手を使ったんだ?」 「なーに、薬を飲ませただけじゃよ」 「薬?」 「それを飲むと、他人の言うことを正しいと信じる―――いや、正確に言うと、そういう思考を跳ばして、他人の言葉を頭に刻み込んでしまうようになる効果を持った薬じゃ。それを飲ませて、たっぷりと言い聞かせたんじゃよ。ワシに仕える、忠実な人形だということをな。―――ガードよ、奉仕はもういいぞ」 自分の話題をされているのには全く関心のない様子で、恍惚の笑みを浮かべて奉仕をしていたガードは、その言葉にすぐ足から口を離し再びゲルバの側に立つ。 「ゴーバ様に挨拶をせい」 「はい、ゲルバ様」 ガードはゴーバの座る玉座の前に立つと、片膝をついて跪いた。 「ゴーバ様、このわたし、ジュエルガードはこの度ゲルバ様の人形奴隷となりました。どうか今までのご無礼をお許しください。これからはディスタリオンの一員として、あらゆる障害を取り除く駒として使ってくださいませ」 「―――ふむ・・・。よかろう」 ゴーバの言葉に、ガードの顔がパッと輝く。 「あ、ありがとうございます!この命、ディスタリオンに捧げます!―――あの、それで・・・」 ガードは頬を紅潮させ、ゴーバから視線を反らす。 「む・・・なんだ?どうした・・・」 「その・・・偉大なるゴーバ様に、ご奉仕をさせて頂きたく・・・」 「ほう・・・我が敵、ジュエルエンジェルが我に奉仕することを望むか」 低く、獣のうなり声を思わせる声で笑うと、ゴーバは股を開いた。 トカゲの肌のような鱗のついた緑色の竿。そして、ワインのような赤さをした亀頭。 まるで丸太のような太さと長さの肉棒が、そこに屹立していた。 「―――こっちに来い」 「はい・・・ゴーバ様」 うっとりと目を細めゴーバに近付くと、ガードは両手でゴーバの肉棒を抱きしめ、身体を擦りつけた。 「失礼いたします」 そう言って舌を突きだし、顔で円を描きながら唾液を亀頭にまぶし始める。 真っ赤な亀頭が唾液の光沢で不気味な輝きを放つ。 亀頭全体を舐め上げると、ついばむようなキスの嵐を降らせながら竿を両手でこすりあげる。 「ぐ・・・ふう・・・」 ゴーバの口から快楽の声が漏れた。 その様子を一瞬だけ確認し、ガードはロープほどの太さをした裏スジに顔を移し、唇を付ける。 「ちゅっ・・・。んは・・・くちゅう」 「うっ・・・そろそろ・・・出すぞ」 「ちゅくっ・・・。はい」 ガードは頷くと、尿道口に唇を押しつけ勢いよく吸い付いた。 「んっ・・・ちゅうううう〜っ!」 「おおっ・・・!我が精を、存分に味わえ!!」 ビシャッ!とバケツをぶちまけたかのような音とともに、膨大な量の精液が放たれる。 口内に収まりきるはずもないその白濁液は、口元から次々に飛び散り、こぼれ出てガードの身体を白く染め上げた。 「ん、ゴクッ・・・。はあっ・・・ゴーバ様、ご満足して頂けましたか?」 ―――と、それまで面白くなさそうな顔をして奉仕を見守っていたネーマが険しい顔つきで立ち上がり、玉座に近付いてガードを突き飛ばした。 「この大バカが!!」 「あっ・・・!?」 突然のことに、ガードはそのままよろめいてこける。 「・・・?あの・・・」 「ゴーバ様がそれっぽっちの奉仕で満足できるわけがないだろう!見な!」 ゴーバのペ○スの根本が盛り上がり、そこから人間サイズの太さをした数メートルもの長さの触手が十本生まれた。 「わかったかい?ゴーバ様は本物のペ○スの他にも、十本の副生殖器をお持ちなのだ!」 「も、申し訳ございません。すぐにご奉仕を・・・」 「ちょっと待ちな。アンタもしかして、一本ずつ奉仕するつもり?」 ネーマは大きくため息をつく。 「それじゃ日が暮れてしまうわよ!」 そう言うと、ネーマはゴーバの方へと向き直る。 「ゴーバ様、ジュエルガードではゴーバ様を満足させるご奉仕は無理です。続きはこの私にお任せください」 「・・・うむ」 十本の触手がネーマを取り巻く。 そして、その口、両頬、両手、胸の谷間、ボンデージの中の秘部とアナル、両太ももに素早く収まりピストンを始める。 「―――んっ、ジュプッ、くちゅ、んんん・・・」 ネーマは全身をくねくねと動かし、触手を愛撫する。 一見デタラメに動いているようだが、その動きは頬や太ももの触手をもこすりあげる計算されたものだった。 その動きに耐えきれず、触手から次々と精液が発射される。 ネーマは触手の尿道口をわざと自分の方に向け、自ら全身に精液を浴びた。 「わかったかい?こうやって一度にお相手しなければ、ご満足して頂けないだろう!」 「申し訳ございません!次からは一本残らずご奉仕いたしますので、お許しください」 頭を床にこすりつけて謝るガードを見て、ネーマの表情が和らぐ。 「・・・ふ〜ん?今まで憎たらしい奴らだとしか思ってなかったけど・・・こうしてみると、ジュエルエンジェルもかわいいかもしれないわね。ふふ、こっちへいらっしゃい」 「はい、ネーマ様」 ネーマはガードに人差し指を曲げてそう命ずると、まだ射精の快感で震えている触手の一本をつかみ口に含んだ。 そして、激しくフェラチオを始める。 「じゅぶっ、ちゅぶぶぶっ・・・!んじゅっ!ぶちゅっ・・・!」 敏感になっている触手は、すぐに絶頂に達し大量の精液を吐き出す。 「―――んっ、ぷちゅっ!」 精液を口に含んだまま触手を引き出すと、ネーマはガードを抱き寄せて顎をつかみ、顔を上げさせる。 「飲みなさい」 そう言って口に含んだ精液をガードに向かって少しずつ垂らす。 「あ・・・はあぁ・・・」 ガードは舌を動かして精液を受け止め、自分の口へと運んでいく。 「うふふ・・・かわいいわ、ジュエルガード。ゴーバ様の精液の味はどう?」 「はい、この世のものとは思えないほど素敵な味と匂いです・・・。ああ・・・もっと飲ませてください・・・」 「今日はもうダメよ。でも、これからいくらでも飲ませて頂けるわ。アンタがディスタリオンに忠誠を誓うかぎりね」 ネーマはガードの頬にへばりついた精液を舐めながらささやき、ゲルバの元へとガードを連れていった。 「面白いこと考えたね、ゲルバ。時々貸してもらうよ」 「ひっひっひ、敵の女とレズプレイか。ワシに鑑賞させてくれるなら、いつでも貸してやるぞ。できればワシにも参加させて欲しいのう」 「・・・ちっ。だからアンタを好きになれないんだよ、私は!」 「ケケケ、オレもそんときゃ混ぜてくれよな〜」 「うるさいよ、ドリーパ!」 ネーマはやや乱暴にガードをゲルバに押しつけると、不機嫌そうにハイヒールの靴音を響かせて席に着く。 「いかがでしょうか、ゴーバ様」 「なかなか・・・楽しい趣向だったぞ、ゲルバ」 ゴーバの口端がつり上がる。 は虫類のような生物であるため、その顔からは表情というものをほとんど感じ取れないが、今ゴーバは心底楽しそうに笑っているようだった。 「ははっ、光栄です」 「―――して、次の手は考えてあるのか?」 「もちろんでございます。このまま一人ずつ確実に人形に変えていき、 宿敵ジュエルエンジェルを丸々我がディスタリオンに取り込んでみせます故」 「ケッ、そう上手くいくもんかよ!今回はたまたま成功したかもしれねえけどよ、相手はあと十一人もいるんだ。そう何人も仲間が消えちゃあ怪しまれるぜ!もしばれたら、じいさんは十一人がかりでタコ殴りだな!」 ボッグが悔し紛れに悪態をつく。 「なあに、心配には及ばんよ。ガードよ、オマエたちジュエルエンジェルについて説明しろ」 「はい。―――わたしたちジュエルエンジェルは、いつも十二人で行動しているわけではありません。わたしたちは年齢、職業、生活スタイルがバラバラで、住んでいる場所もかなり分散しています。そのため、何かしら異常事態に気付いたときに近隣の仲間を集めて解決する、という方針をとっていました。その・・・大変失礼ですが、七聖魔の皆様方の部下である怪人程度なら、それだけの戦力で充分なので・・・」 「なるほどねえ。そう言われてみれば、五人だったり、三人だったりしたこともあったわね」 ネーマが納得したように頷き、目で話の続きを促す。 「わたしたちはお互いの状況を把握するためと、親睦のために半月に一回は全員で集まり作戦会議を開きます。その際、次の作戦に必要なメンバーに応援を頼んだりして臨機応変に戦ってきました。全員で戦うのは、大規模な秘密基地や兵器工場の破壊のときや―――」 そこで、ガードは顔を曇らせる。 「―――七聖魔のザイバ様のときのような、総力戦だけです」 ガードの身体が小刻みに震え、瞳に涙が浮かび上がる。 「くだらない偽善に染まっていたとはいえ―――わたしは、取り返しのつかないことをしてしまいました・・・」 「ケーケケケッ!かまわねえよ、バカが一人死んだだけだ」 「そうよ。戦力的にもアンタの方がよっぽど頼りになるしね」 「・・・はい、ありがとうございます。今は亡きザイバ様の分まで精一杯お手伝いさせていただきます」 ドリーパとネーマの言葉を聞き、ガードは指で涙を払う。 「つまり、じゃ。ガードの近くに住むジュエルエンジェルから順番に堕とせば手間も危険も減るわけじゃよ」 決意の面持ちをするガードを見て、ゲルバは悦に入りながら言った。 古めかしい書物が並べられた本棚と色とりどりの薬の入った瓶が並ぶ薬品棚が、迷路のような通路を形成している広大な部屋。そこはゲルバの私室だった。 その部屋の最奥にあるベッドにゲルバは全裸で寝転び、天井を見上げている。 股間には同じく全裸のガードが顔を寄せ、愛おしそうにペ○スを舐めしゃぶっていた。 (さーて、ジュエルエンジェルの守りの要である『盾』は堕ちた。これで今まで通り戦うにしても、少しは手傷を負わせることができるじゃろう) 実際、今までガードの盾には苦い思いをさせられていた。 本人の戦闘能力はそう高くはないが、前線で戦う味方をサポートし、的確にこちらの攻撃を無効化してくる。 その連携の前に多くの怪人が敗れ去っている。 彼女さえいなければ致命傷を与えられたはずの局面もあったはずなのだ。 しかし―――その強固な盾は、今はディスタリオンの手中にある。 ゲルバがガードを最初に狙った理由もそこにあったのだ。 (さて・・・次は『武器』が欲しいのう。『盾』との連携が得意な『武器』が・・・) ゲルバがぼんやりと思案していると、ガードが肉棒から口を離して顔を上げる。 「ゲルバ様、準備ができました」 満足そうに天を突くほどに勃起したペ○スを見るガード。 その白すぎず、黒すぎない実に健康的な色をした肌はしっとりと汗ばみ、額には毛が汗で張り付いている。 けだるそうな笑みを浮かべるをするガードからは、妖しげな色香が漂っていた。 「ひひ、そうか。・・・よし、ワシを受け入れろ」 「はい・・・」 ガードは身体を起こすと、ゲルバにまたがって腰を落とす。 そしてペ○スを自分の割れ目に押し当てた。 「わたしの純潔を、ゲルバ様に捧げます」 ゆっくりと、さらに腰を落としていくガード。 ズズズ・・・ッとゲルバのペ○スがガードの内へと埋没していく。 「あ・・・ふあぁ・・・あ!あくうっ!!」 一瞬の抵抗感の後、何かが千切れるような感覚と痛みがガードの体に走った。 「うっ、くうう・・・」 顔をしかめるガードの秘所から、鮮血が垂れ落ちる。 「痛いか?ガード」 「くう・・・は、はい・・・。でも、平気です。ゲルバ様を悦ばせる幸せの前では、このくらいの痛みは霞んでしまいます」 「くひひ・・・すぐにその痛みも快楽に変わるわい」 ゲルバはガードを思いやる様子もなく、最初から勢いをつけて腰を突き上げる。 ズッ!ズッ!ズブブッ! 「あ!・・・くっ、あはぁ、うくうっ!・・・うあ?あ、あはあぁああ!?」 最初は唇を噛みしめ痛みに耐えていただけの表情が、突き入れるごとに弛緩していく。 秘所からあふれる愛液が潤滑油になり、挿入がスムーズになるころには、ガードは口から涎をこぼし、快楽に浸りきった定まらぬ視線で天井を仰いでいた。 今のガードにとってゲルバの命令は絶対であり、『痛みも快楽になる』という言葉も抗えぬ事実として認識された結果だった。 「あんっ、ああんっ!あうっ・・・あ、あはんっ!」 と、ゲルバの腰の動きがピタリと止まる。 「いやぁ・・・。ゲルバ様ぁ・・・やめないでください・・・もっと・・・もっとペ○スで突いてくださいぃ・・・」 「ワシは疲れたから休憩じゃ。膣内に出して欲しいなら自分で動け」 「・・・はい、自分で・・・動きます。ですから・・・子宮にゲルバ様の精を出してください・・・」 快楽を貪ることしか考えられない牝に成り果てたガードは、言われるがままに腰を動かす。 ズチュッ・・・ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ! 「ああん、はあんっ、ん・・・はあっ!」 一定のリズムを保ち、何度も何度も上下運動を繰り返し腰を打ち付ける。 その度に揺れ動く形のいい胸に手を伸ばし、ゲルバは両乳房を揉みしだいた。 「はあ、柔らかくていいのう。・・・乳首をこんなに尖らせよって」 赤く充血した乳首を指でねじると、一瞬ガードの動きが止まる。 「あはぁぁあああっ!」 きゅん、と膣内が収縮しゲルバのペ○スを締め付けた。 「ん、なんじゃ?乳首が感じるのか。本当にいやらしい人形になったもんじゃ」 グニグニと両方の乳首を引っ張り、ねじりあげる。 そのたびにガードの膣肉は引き締まり、愛液がだらだらとこぼれ出て肉棒を伝っていく。 「ああぁ、ゲルバ様!ゲルバ様ぁっ!!」 「ひひひ、出すぞ!」 ドクドクドクッ!と勢いよく放たれた精液が、ガードの膣内を満たしていく。 「あ、あはああああぁっ!ゲルバ様の熱いのがっ・・・わたしのお腹にぃ!」 最後の一滴までその身体で受け止めると、ガードはペ○スを抜き、ゲルバに覆い被さって乱れた呼吸を整える。 「はあっ、はあっ・・・ああ・・・ゲルバ様の精が・・・お腹を満たしています。これからも、熱いの・・・注いでください・・・お願いします・・・」 懇願するように言うと、ガードはゲルバにキスをした。 「ちゅっ・・・くちゅ、ぴちゃっ」 舌と舌が絡み合い、唾液が二人の口元を濡らす。 いつ終わるともなく唇を求めるガードに口を許していたゲルバは、ふと何かを思いついたような顔をすると、ガードを顔から引き離した。 「ガードよ。オマエの一番親しい仲間は誰じゃ?」 「瀬戸川奈津子(せとがわ なつこ)さん―――ジュエルランサーです。とても仲間想いで、生真面目な方です。一番近くに住んでいるわたしを特に気にかけてくれて、プライベートでもお付き合いしていました」 「ほう・・・。なら、そのランサーを次の人形奴隷にしてみるかの。ガード、オマエにも手伝ってもらうぞ」 「はい、ゲルバ様。仰せのままに・・・」 にっこりと微笑むガードの顔には、以前にはなかった邪悪さが滲み出ていた。
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