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手足口病の患者 10年で2番目に多い7月14日 15時37分
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手や足、それに口などに発疹ができる「手足口病」の患者が、この10年で2番目に多くなっています。国立感染症研究所は特に幼い子どものいる家庭ではこまめに手を洗うなど予防に努めてほしいと呼びかけています。
「手足口病」は、手や足、それに口の中に発疹ができるウイルス性の感染症で、幼い子どもを中心に感染し、まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがあります。
国立感染症研究所によりますと今月5日までの1週間に全国およそ3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は1万7294人で、1医療機関当たり5.48人と、この10年で2番目に多くなっています。
都道府県別でみますと、福井県で15人、京都府で13.01人、香川県で11.14人、山口県で10.43人、栃木県で10.29人などとなっていて、当初、西日本が中心だった流行が全国的に広がってきているということです。
また、ことしは、手足口病を引き起こすウイルスの中でも治った後に爪がはがれることもある「コクサッキーA6」という型が3割ほどを占めています。
国立感染症研究所の藤本嗣人室長は、「患者の便からは治った後も長期間ウイルスが排出されるので、家庭や保育園などでオムツを適切に処理したり、こまめに手洗いをしたりすることが大事だ。口の中に発疹ができると食事を取りにくくなるので、夏場に脱水症状を起こさないよう気をつけてほしい」と話しています。
国立感染症研究所によりますと今月5日までの1週間に全国およそ3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は1万7294人で、1医療機関当たり5.48人と、この10年で2番目に多くなっています。
都道府県別でみますと、福井県で15人、京都府で13.01人、香川県で11.14人、山口県で10.43人、栃木県で10.29人などとなっていて、当初、西日本が中心だった流行が全国的に広がってきているということです。
また、ことしは、手足口病を引き起こすウイルスの中でも治った後に爪がはがれることもある「コクサッキーA6」という型が3割ほどを占めています。
国立感染症研究所の藤本嗣人室長は、「患者の便からは治った後も長期間ウイルスが排出されるので、家庭や保育園などでオムツを適切に処理したり、こまめに手洗いをしたりすることが大事だ。口の中に発疹ができると食事を取りにくくなるので、夏場に脱水症状を起こさないよう気をつけてほしい」と話しています。