生後3カ月で米国人家庭に養子、24歳でメジャーデビュー

韓国生まれのレフスナイダー、米国人養子から大リーガーに

 韓国出身の野球選手が夢の舞台に立った。ニューヨーク・ヤンキースのロバート・レフスナイダー(24)=韓国名:キム・ジョンテ、写真=が12日のボストン・レッドソックス戦で米大リーグ・デビューを果たしたのだ。

 この日、ヤンキースの9番打者・二塁手で先発出場したレフスナイダーは「大リーグでプレーするのは私の一生の夢の一つだったが、それが今日かなった」と喜びを語った。

 レフスナイダーはソウルで生まれて3カ月後に米カリフォルニア州ラグナヒルズの白人家庭の養子になった。アリゾナ大学に入学してから野球に専念、3年生の時にNCAAワールドシリーズでチームを優勝に導き、最優秀選手(MVP)に選ばれた。そして2012年、ヤンキースにドラフト指名(全体の187番目)され入団した。13年からヤンキースのマイナーリーグ・チームで実力を磨き、昨年は2Aと3Aで打率3割1分8厘、14本塁打、63打点を挙げて注目された。今年3月にはチームの最高打者有力選手に選ばれ、入団3年目にして「大リーガー」になった。

 レフスナイダーは実の親が誰か知らないそうだが、常に「私は一度も養子になったことを恥ずかしく思ったことはない」と堂々と話している。この日の試合は3打数無安打に終わったが、「今、この場に立つことができたのは、私を育ててくれた両親のおかげだ」とコメントした。ニューヨーク・ヤンキースは2-5で敗れた。

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