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昨日の事もあり、俺は朝になっても爆睡していた。 そこに忍び寄る一つの影… 「陽く〜ん。朝だよ。起きて〜」 う〜ん…その言葉で俺は体を起こして寝ぼけ眼で涼子を見た。 黒と白……目がはっきりと覚めた。 「そ…それってメイド服じゃん。ど…どうしたの?」 「へへっ、可愛いでしょ」 「いや…年を考えてくれよ。もう30代だろ。コスプレなんてやめてくれよ」 「え〜陽君もこういうの好きでしょ。ほら、よく見てよ〜」 「はいはい。似合ってますよ」 そう言うと、俺は飯を食べにリビングへと向かった。 「も〜う、陽君ったら」 口を風船みたいに膨らませて怒っているが、拗ねている小学生みたいだ。 「そういえば、姉ちゃんと優衣は?」 「亜紀ちゃんは朝練でもう出たよ。優衣ちゃんは大事をとって今日も休ませるつもり」 「そう…」 そんな話をしながら、俺と涼子は飯を食べた。 飯を食い終わると、俺は玄関を出て学校へと向かった。 「陽く〜ん。ばいば〜い。無事に帰ってきてねぇ〜」 手を振りながら玄関で見送る涼子。 つくづく思うのだが、恥ずかしくは無いのだろうか。 俺は恥ずかしくて、穴があったら入りたい気分だ。 ―数10分後― ようやく学校に着いた。 校門をくぐる時に突風が吹き、俺の目の中に砂が入った。 「ま…前が見えねえ」 目をこすりながら歩いていると、何かにぶつかった。 ドンッ! 俺は何が起こったのかわからずに尻餅をついたが、どうやら人にぶつかったみたいだ。 「まったく、何処向いて歩いていらっしゃるの」 「…すみません」 「すみませんで済むのでしたら、警察はいらなくてよ」 随分高飛車な奴だな。姿は見えないが、どうせ親に甘やかされて育てられてきたんだろう。 俺、上から物を言ってくるような奴は嫌いなんだよな。 「ちょっと…」 俺の話を遮り 「貴方と話をするだけ無駄ですわね。今日のところは許してあげますわ」 オ〜ホッホッホ〜 甲高い笑声を発しながら、昇降口へ向かっていった。 ようやく砂が取れさっきの人物は誰だったのか確かめようとしたが、すでにその人物は影も形もなくなっていた。 (くそっ…朝から気分が悪いな。むしゃくしゃするぜ) 何やらぶつぶつ言いながら俺は教室へ入った。 さすがに、顔を合わせて2日目なので、ちらほら喋っているやつも居るが、教室は静かだった。 俺は少し溜息をついて席へ着いた。 「貴方はさっきぶつかってきた人でしたわね。また顔を見るなんて不愉快ですわ」 横の席の奴が俺に声をかけてきた。。 こいつか…長身で髪は縦ロールで金髪…っておいおい。この学校って髪染めても良かったのかよ。 いかにも何にも苦労をしていないお嬢様って感じだな。 「あ…ゴメンな。さっきは目に砂が入って前が見えなかったんだ」 「ゴメンって…貴方誰に向かって口を聞いているの!私の父は霧島財閥の社長よ!」 霧島財閥…日本ではそれなりに有名な財閥の令嬢か。 「へ〜すごいね。じゃあ、お嬢様なんだ」 「お…お黙りなさい。わたくしになれなれしく話しかけないで」 「はいはい。申し訳ありませんでした。私がわる〜ございました」 「貴方、わたくしを馬鹿にしているの!!」 「馬鹿になんかしていないよ」 「まあ、いいですわ。これからは口の利き方に気をつけなさい」 き〜んこ〜んか〜んこ〜ん チャイムと同時に美里が入ってきて 「皆、朝礼始めるわよ」 朝礼終了後、俺は美里の元へ行きそっと耳打ちをした。 ・ ・ ・ 今日は昼までで帰れることになった。 「じゃあ、終礼終るわね。あっ、葵君と霧島さんはちょっと用事があるから残ってね」 「起立、礼」 「じゃあ、葵君と霧島さんは先生の後についてきてね」 少し歩いくとある部屋に着いた。そこは用具室らしい。机や椅子がいっぱい並べてあった。 「それで、わたくしに何の用があるのかしら」 「ちょっと待ってね。人が入ってくると面倒だから鍵を閉めておくね」 「所で、どうして貴方がここにいるのよ」 「いや…俺も先生に呼ばれたから」 「今日はもう貴方のけがらわしい顔を見なくて済むと思っていましたのに…残念ですわ」 (いちいち、人を傷つける発言ばかりしやがって…こいつ、本当にむかつくな) 「はいはい。喧嘩しない、喧嘩しない。これで良いですか?ご主人様」 (えっ…ご主人様?聞き間違いかしら?先生がそんなこと言うはずありませんし) 「あぁ、良くやったぞ、美里。さすが、俺の一番の奴隷だな」 (奴隷…なにいっているのかしら。この人たち) 「ご主人さま。あの…ご褒美をください」 「まあ、待て。こいつを始末してからだ」 始末…その瞬間に霧島麗華は身の危険を感じ取った。 「わ…わたくしは帰らせて頂きます。」 帰ろうとしたとき、急に後ろから羽交い絞めにされた。 「くっ…無礼な…わたくしは霧島ざいば…」 麗華の意識が遠のいた。 「麗華…聞こえるか」 「は…い」 「簡潔に言うぞ。麗華はお嬢様だよな」 「はい…」 「お嬢様は礼儀や作法にはうるさいんだよな」 「そ…う…です」 「じゃあ、これから俺が乙女のたしなみを教えてやる。 俺が『乙女のたしなみ』と言ったら、麗華はそれが当たり前の事と思うようになる。わかったな」 「おとめ…のたしなみ?」 「そうだ、乙女のたしなみだ。わかったな」 「は…い」 「じゃあ、3つ数えると麗華は目が覚める」 ひと〜つ ふた〜つ みっつ 「えっ…わたくしは一体…」 「麗華ちゃん。大丈夫?急に倒れてびっくりしたよ」 「あ…あなたに麗華ちゃんなどと呼ばれる筋合いはありませんわ」 「ひどいなぁ。俺すごく心配したのに。心配して損したよ」 「ふんっ。貴方に心配されても嬉しくないですわ。しかし、感謝だけはしておいてあげますわ」 「感謝した時は、感謝している相手にキスをするのが乙女のたしなみなんだよね」 「そ…それぐらい、知っていますわ。ほ、ほら、目をつぶりなさい。恥ずかしいでしょ」 軽く唇と唇が触れ合った。 「やけに時間短いね。あんまり感謝していないの?」 「あ…貴方にはそれで十分でしょ」 「まあ、いいか。じゃあ、感謝のお返しをするから服脱いでよ」 「どうして、わたくしが服を脱がないといけませんの!」 「あれ、知らなかった?感謝のお返しはSEXをする事なんだよ」 「そんな馬鹿げた事がありますか!ふざけるのもいい加減にしなさい!!」 俺はニヤリとしながら、例のキーワードを呟いた。 「相手のお返しには素直に従う事が乙女のたしなみだよ」 「あ…あれ わたくしはなにを怒っていたんでしょう。急いで服を脱ぎますから、待っていてくださいね」 やがて、麗華は生まれたての姿になった。 「さあ、早くしましょう」 麗華の裸を見ても、俺はいまいち乗り気になれなかった。 なんか…違うんだよな… 「ちょっと、麗華、俺がいいというまで寝とけ。それが乙女のたしなみだ」 麗華は横になり眠り始めた。 こうやって見ると、綺麗な顔なんだよなぁ…あの性格さえなければ素晴しい女性だったのに… ん?性格…そうか。俺は麗華にむかついていたんだ。こんな従順な麗華を犯しても何の意味も無いじゃないか。と、なると… 「麗華、もういい。起きろ」 麗華はゆっくりと起き上がった。 「麗華、よく聞け。これからお前は普段通りの麗華に戻る。しかし、どうやってもお前の体は動く事ができない。 それに何があってもお前は助けを呼ぶ事ができないし、叫ぶ事もできない。これが乙女のたしなみ」 俺がそういい終わると、いつもの麗華に戻った。 「くっ…この下民が…わたくしを弄ぼうとしまして。10年早いですわ」 「あれあれ…そんな事言ったって、その格好じゃあ説得力ないよ」 きゃぁぁぁぁ〜…自分ではそう叫んだつもりだった。しかし、声が出ない。どうして? 「くくく…今、叫ぼうとしただろ。しかし、お前は叫ぶ事ができないんだよ。それと、もう一つ何か変わったことは無いかな?」 その声を無視して、服を拾おうと屈もうとしたが、足が上手く曲がらない。 あ…れ?そういえば、手も動かないしさっきから同じ方向ばかり見ている…まさか… 「気づいた?そう。麗華ちゃんの体は動かないんだよ。裸でいるとどういうことになるか分っているよね」 そう言うと、俺は麗華に近づき、胸を揉み始めた。 「おいおい。こんなにでかい胸してどうしたんだ。毎日、男に揉ませていたんだろ」 「お止めなさい。貴方に触られるなんて、汚らわしいですわ…」 「とか、言っちゃって。本当は感じているんだろ」 「わたくしが貴方みたいな下民相手に感じるわけがありませんわ。はやく、お止めなさい」 じゃあ、こうしてみたらどうかな? 俺は触れるか触れないか微妙なタッチで攻めた。 時間が経つにつれて、麗華の顔が赤く染まっていくのがはっきりとわかる様になっていた。 「あれ?麗華ちゃん。俺みたいな下民相手に感じるわけ無いよね。でも、顔が赤いんだけど、感じちゃっているの?」 「あ…当たり前ですわ。わたくしがあなたなんかにあああぁぁぁぁぁぁぁぁっぁっっっっっ〜〜」 俺はしつこく乳房を揉みまわしていく。そのたびに、乳の形が変化し麗華の体がビクビクしている。 (そろそろかな…) 俺は乳頭を摘んだとたん、麗華の表情は歪んだ。ネチネチと乳頭を攻め立てると、 「はぁ、はぁ…やめてぇ…やめてぇ…」 俺は麗華の懇願を無視して、手をあそこへと移動して麗華の豆を揉みほぐした。 「はぅぅ…死んじゃう…気持ちよくて死んじゃうよぉぉぉ」 麗華がイク寸前に俺は攻めるのをやめた。 「えっ…」 「麗華がやめてって言ったから、やめたんだ。文句は言うなよ。 もっとも、続きをしてほしいと言うのであれば、これで相手をしてやるけど」 俺が自分のモノを出した。ゴクリッと麗華は唾を飲み込んで、俺のモノを何やら物欲しそうな目で見つめてくる。 「あ…貴方のなんか欲しくないわよ…」 「そう、残念だな。麗華ちゃんが欲しいって言ったら、いつでも入れてあげるのに。おい、美里。入れてやるからちょっと来い」 「わかりました…ご主人様」 しかし、昨日の今日なのに、よくもここまで従順に従うようになったな。 「美里、どうせなら、麗華に見せてやろうぜ。俺達のエッチを」 「恥ずかしいです。ご主人様」 「こんなに感じててなにが恥かしいだ。なら、前戯はいらないな。いくぞ」 どうやら、先ほどの痴態を見て興奮していたのか、自慰をしていたらしい。 あそこからは蜜がすこし垂れていて、それが俺を興奮させる。 「あぁぁ〜っっ、あんっ、そこ…そこがいいのぉぉぉぉ、あぁっぁぁ〜〜」 「うん…ここか、ここを突いて欲しいんだな」 「あんっ…もっと、もっと、もっとぉぉぉ…いいっ、いい…いいのぉぉぉぉっ〜〜〜」 しかし、こいつはいつもいい声で鳴くよな。その声だけでもイッてしまいそうだぜ。 「ほら、尻をこっちに向けろ。バックから突いてやるぞ」 「あんっ…奥まで来る…おくまで…おくまで…あぁぁっぁぁぁぁ、いくぅぅ、いくぅぅっぅぅぅぅ〜〜」 「くぅ…いいぞ。美里の締め付けは最高だな。ほら、もっと激しくいくぞ」 俺が力のあらん限り奥へ突っ込んだ時、 「あああぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあっぁ……はぁ、はぁ はぁ イッちゃった」 全身の力が抜けたのか、美里は床へと倒れこんだ。 (先にいかれてしまったか。俺はまだイッていないんだが、昨日俺だけが楽しんだから、そのお返しという事にしてやるか) 「で、麗華 お前はどうして欲しいんだ」 ―さきほどの、担任と葵との絡み合いを見て美里は異様に興奮していた。 私も先生みたいに気持ちよくなりたい。頼めばしてくれるでだろう。 しかし、ここであいつにしてと頼めば、私の今まで気づきあげてきた物が、崩れ去っていく気がする。 私が相手に懇願する?そんなことは嫌だ。私が私であり続けるためにそれだけは絶対にしてはいけない… でも…したい、したい、したい…そうだ 「あ…貴方がどうしてもって言うのなら、してあげてもいいですわ」 (ははは…ここにきても、その態度ですか。あなたは) 「いや、麗華がしたくないんだったら、別にいいよ。じゃあ、俺は帰るから。美里、後始末頼むぞ」 麗華の視界から俺が消え去り、足音が遠くへと離れていく。 (そ…そんな…私とはしたくないの?わたしはしたいの、したい…したい 早く入れてほしい…いれて…いれて…) 「ちょ…ちょっと、待ちなさい」 「ん、何?あのさぁ、俺、お前のそんな態度嫌いなんだよ。常に上から人を見やがって。なに、その命令口調」 「―――――」 「さっきだってな。お前がしてほしいとさえ言えば、俺はしたんだぜ。いい加減、素直になれよ」 「わたくしはいつだってす…素直ですわ…」 「ふ〜ん。じゃあ、俺帰るわ」 (いやぁ、行ってしまう。私のこの体の疼きを止めてくれる人が…ダメ…ダメ…オネガイスルノ…) お願い? (そう、お願いをするの。してくださいって) でも、そんな事言ったら、わたしは明日から馬鹿にされる… (葵君だって素直になれって言っていたでしょ。ほら、行っちゃうよ。スナオニナレ…) 麗華の中でプライドと素直な麗華の心が戦っていた。 やがて… 「ま…待ってください。あの…わ…わたしと…して…く…ください」 この世に産声を上げてから今までの間、他人は勿論の事、両親にも言ったことのない言葉だった。 (ようやく、屈服したか。危ない賭けだったんだがな) 「してって、何を」 「わたくしに言わせる気」 「だって、何か分らないし」 「その…あなたのソレをわたしに入れてって」 かぁぁぁぁぁ 麗華は恥ずかしさのあまり顔から火が出そうだった。 「わかった、麗華がど〜してもしたいんだったら、してあげるよ。体が動くようになる。これが乙女のたしなみ」 ようやく、麗華の体が自由になった。 「じゃあ、四つんばいになれよ。麗華」 「はい」 麗華はすぐに四つんばいになった。以前の麗華では絶対にしなかったであろう。これも、素直になったおかげかな。 「じゃあ、いくぞ」 俺はゆっくりとモノを麗華の中へと挿入していった。 「うん…やけに締まる…いや、締め過ぎだぞ…」 「痛い…痛い…」 「痛い?まさか、お前処女か」 「処女で、わるかったわね」 「そうか」 俺はしばし考えた後、 「麗華は痛みを感じず、全て快楽に感じる。これが乙女のたしなみ」 まあ、素直になったご褒美ということか。 俺はゆっくり、じっくりとピストン運動を開始した。 「う…うん…ぁ…」 やがて、奥へ向かい壁にぶつかった。 「これか…」 俺は躊躇することなく、それを突き破った。 「これでお前の最初の男は俺になったというわけだ」 「うん…」 (おぉぉぉぉぉ、いまのコクリと頷いた麗華、めちゃくちゃ可愛かった。危なく、惚れる所だった) 「あの…わたしのおっぱいもさわって…」 (なんだ、この積極的な麗華は…あの仮面の下にこんな本性を隠していたのか) 「触って欲しければ、俺の奴隷になるって言えよ」 一度素直になった麗華は奴隷とかもうどうでも良かった。いま、この時を楽しもうと… 「はい。奴隷になります。だから…」 「わかったよ。どっちがいい?右?、左?」 「どっちも…おねがい」 俺はまた乳頭の周りをなぞり始めた。麗華は喘いでいるのだが、まだ満足はしていなかった。 「あの…触ってください」 俺はとぼけた顔で、 「どこを?」 「わかっているくせに…乳首をさわって」 「分ったよ」 と言いながらも、俺はまた周りをなぞっていた。 「もう、意地悪なんだから」 「じゃあ、お望み通り」 ぎゅっ っと乳首を抓った。 「ああぁぁぁぁ〜」麗華は絶叫し、弓なりにそれた。 「おい、麗華。俺もイキたいから、第2ラウンドいくぞ」 麗華は虚ろな目で俺のほうを見ていたが、すぐに 「あっ、いやぁ…イクぅぅぅ いっちゃぅよぉぉぉぉ」 「まだ、いっちゃダメだ」 「でも、いっちゃぅぅ…ぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ」 「俺もいくぞ。しっかりと、受け取れよ」 「あああぁぁぁっぁあぁっぁあぁぁぁ」 俺と麗華は同時に果てた。 「じゃあな。美里、麗華。二人とも俺の奴隷だから仲良くしろよ」 帰ろうとしたが、あることを言うために再び麗華の元へ戻った。 「麗華、素直な麗華は可愛かったぜ。皆といるときに素直でいろとは言わないが、俺といるときは素直になれよ」 「はい…」 「じゃあ、俺帰るわ」 「ちょっと待って…」 その声で俺が振り返ると、口と口が触れ合った。 「ちょ…麗華」 「ふふふ、キスは感謝の印でしょ」 「じゃあ、俺も感謝のお返しをしなくちゃな…」 「待って、私も入れてよ」 それから、美里と麗華相手に第三ラウンドが始まったのであった。
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