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【プロ野球】

キヨシ 新打線爆発 16安打でG倒、単独3位浮上

2015年7月14日 紙面から

◇DeNA7−4巨人

巨人に勝利し、ファンの声援に応えるDeNA・中畑監督=横浜スタジアムで(戸田泰雅撮影)

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 DeNAが逃げ切った。1回に1番梶谷、2番松本の連続本塁打で先制。5−4の7回にはロペスと宮崎の適時打で突き放した。久保が6イニング4失点で7勝目。山崎康がリーグトップに並ぶ23セーブ目。巨人は高木勇が4連敗を喫した。

      ◇

 気分爽快のG倒。キヨシの「蒙古(もうこ)斑打線」がヒップアタックでG投をはじき飛ばした。打順を組み替えて臨んだDeNA打線が16安打で7点を奪取。立役者になったのは、中畑監督が自虐的に表現した「ケツの青い」面々だった。

 「本当に内容のあるゲームだった。(選手が)われわれの期待に応えてくれた」。指揮官が目尻を下げる。1、2、3番に6、7番。5つの打順を入れ替えた打線が「うまくハマッてくれた」と自画自賛だ。

 特に効果的だったのが先制パンチ。今季初めて1番に起用した梶谷が初回の初球先頭打者本塁打で着火。続く松本も3球目を右中間席に運び、横浜時代の05年6月1日の楽天戦以来となる初回先頭からの2者連発で派手に幕を開けた。

 2回にも梶谷、松本の連続適時打で加点。6番のルーキー倉本、7番の宮崎にも適時打が飛び出した。指揮官が「まだレベルが低い」という蒙古斑軍団が、この日ばかりは「本当に前向きにプラス思考で野球をしてくれた」。

 史上空前の混セで暴れ回るDeNA。球宴前のラストカード初戦を制し、単独3位に浮上した。借金は2。「勝率5割? 見えるのはいつも見えているの。手が届くかどうか」。完済を視野に入れた指揮官の目がギラリと光った。 (井上学)

 

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