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国宝《曜変天目茶碗》<br>中国・南宋時代 12~13世紀<br>藤田美術館蔵

2015年8月5日(水)~9月27日(日)

藤田美術館の至宝 
国宝 曜変天目茶碗と日本の美

明治の実業家・藤田傳三郎(ふじたでんざぶろう)氏は、明治維新後、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって仏教美術品が失われる危機に際し、絵画や墨蹟、仏像などの保護に尽力しました。また、茶人であった氏は、茶道具に対しても卓抜な鑑識眼をもち、稀代の逸品を収集しました。藤田美術館は、傳三郎氏、そしてその子息たちによる収蔵品を公開するために、昭和29年に開館しました。本展では、国内有数の東洋美術コレクションを誇る藤田美術館の至宝を東京で一堂に公開します。

国宝《曜変天目茶碗》
中国・南宋時代 12~13世紀
藤田美術館蔵

重要美術品《四季耕作図屏風 旧小坂家本》 <br>久隅守景筆 六曲一双 江戸時代 17世紀<br>個人蔵

2015年10月10日(土)~11月29日(日)

逆境の絵師 久隅守景
親しきものへのまなざし

江戸時代前期に活躍した久隅守景(くすみもりかげ)は、狩野探幽(かのうたんゆう)に師事し、探幽門下四天王の筆頭と目されました。狩野派を離れた後、晩年は加賀藩前田家の招きで金沢に滞在し、数々の名作を生み出しています。とくに、農民風俗を詩情豊かに描き出し、独自の画風を確立しました。ただ、画力の高さや活動時期の長さにもかかわらず、彼の生涯については、詳しいことはわかっていません。本展では守景の作品を通して、その画業と謎の半生に迫ります。

重要美術品《四季耕作図屏風 旧小坂家本》
久隅守景筆 六曲一双 江戸時代 17世紀
個人蔵

国宝≪善女龍王像≫<br>定智筆 平安時代 久安元年(1145)<br>金剛峯寺

2015年12月16日(水)~2016年2月7日(日)

水に祈りて
―信仰の造形史― (仮称)

水は生命の源であるが故に古来信仰の対象となり、切実な祈りが捧げられてきました。 また、清らかで神秘的な水は、お水取りなどの神事・仏事を生み出し、我々の知る龍宮伝説や龍神信仰とも深く関わってきます。 本展は、古代から中世における水にまつわる神仏―龍神、弁才天、住吉神など水の神々―を中心に、水の信仰に根ざした造形史を展観するものです。若水汲みの新春に清らかな水が生んだ聖なる造形をお楽しみください。

国宝≪善女龍王像≫
定智筆 平安時代 久安元年(1145)
金剛峯寺

《高浮彫牡丹に眠猫覚醒蓋付水指》<br>宮川香山作 明治時代前期 <br>田邊哲人コレクション

2016年2月24日(水)―4月17日(日)

没後100年 宮川香山

宮川香山(1842~1916)は、京都から開港間もない横浜へ移住し、輸出陶磁器の眞葛(まくず)窯を開き、絵や文様を厚く浮き上がらせ立体的に装飾していく超絶技巧「高浮彫(たかうきぼり)」の作品を生み出します。 フィラデルフィア万国博覧会(1876)への出品作が受賞したことを皮切りに、香山の「マクズ・ウェア」は国内外の博覧会で受賞を重ね、高い評価を得ました。本展では、世界に名を馳せ、帝室技芸員としても活躍した宮川香山の「眞葛焼(まくずやき)」の変遷に迫ります。

《高浮彫牡丹に眠猫覚醒蓋付水指》
宮川香山作 明治時代前期
田邊哲人コレクション

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