バスとダンプ衝突、横転…三重・四日市市の東名阪自動車道で
2015年7月14日13時15分 スポーツ報知
14日午前3時15分ごろ、三重県四日市市堂ケ山町の東名阪自動車道下り線で、27人が乗った大型の観光バスと大型ダンプカーが衝突、2台とも道路から飛び出し、約2メートル下の茶畑に転落、横転した。バスの乗客ら計27人が病院に運ばれた。県警高速隊によると、バスの50代の男性運転手が骨折の重傷、乗客らはいずれも打撲などの軽傷という。
2台はガードレールを突き破ったが、茶畑がクッションになって衝撃が和らいだ可能性がある。
高速隊によると、ダンプカーの60代の男性運転手は「走行車線を走っていると後ろから衝撃があり、道路外に飛び出し横転した」と話しているといい、バスがダンプカーに追突した疑いがある。バスの乗員は「運転手が進路変更をしようとした際に衝突した」と話しており、高速隊で詳しい原因を調べている。
現場は四日市インターチェンジと鈴鹿インターチェンジの間で、片側2車線のほぼ直線。高速隊がバスのもう1人の運転手から聞き取ったところでは、当時車内は消灯し、乗客のほとんどが就寝している様子だったという。
観光バスを運行するロウズ観光(岡山県倉敷市)によると、バスは13日午後8時に東京ディズニーランド(TDL)を出発。14日午前1時すぎに新東名高速の静岡県の掛川パーキングエリアで運転手が交代し、14日朝に倉敷市に到着する予定だった。乗客は岡山県内の人が多いという。
同社担当者は「こういう事故になり、ご迷惑を掛けて申し訳ない」と謝罪。社員が病院に向かっていると説明した。