iPhoneは188億ドル、Androidは24億ドル
このウォールストリート・ジャーナルの報道では具体的な金額は示されていないが、これに先立ち米国の調査会社ストラテジー・アナリティクスが昨年10~12月期におけるOS別営業利益についてリポートしていた。
それによると、アップルがiPhoneを販売したことで得た同四半期の営業利益は188億ドルで、1年前の114億ドルから大幅に増えた。一方でAndroid端末メーカーの同四半期における営業利益の合計額はわずか24億ドルで、1年前から半減した。
また同四半期のOS別営業利益シェアは、iOS(iPhone)が88.7%で、1年前から18.2ポイント上昇。これに対しAndroidは11.3%で、同18.2ポイント低下。このあと米マイクロソフトやブラックベリーなどのOSが続いたが、いずれもシェアはほぼ0%だった。
こうした、iOSとAndroidの営業利益シェアは、出荷台数をベースにしたほかの調査とは対照的だ。たとえば米IDCがまとめた昨年10~12月期の出荷台数シェアは、Androidが76.6%、iOSが19.7%だった。
iPhoneの強みは高い販売価格
ウォールストリート・ジャーナルも今回の報道で、iPhoneの世界スマートフォン市場における販売台数シェアが20%に満たないことを考えると、その92%という利益シェアは驚くべきものだと伝えている。
同紙によると、iPhoneの強みはその販売価格にあるという。
昨年におけるiPhoneの世界平均販売価格は624ドルだった。これに対しAndroid端末の平均販売価格は185ドル。