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中国半導体メーカーが米マイクロンに3兆円買収提案 実現すればエルピーダも中国系に…
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、中国の国有半導体大手、紫光集団は14日までに、米半導体大手マイクロン・テクノロジーに買収を提案した。金額は230億ドル(約2兆8400億円)。中国メディアによると、実現すれば中国企業の海外企業買収としては最大規模となる。
紫光は中国の習近平国家主席の出身校である清華大学と関係が深い国有企業。中国は半導体産業の振興を目指しており、こうした国家戦略が買収提案の背景にあるとみられる。
マイクロン・テクノロジーは2013年、会社更生法の適用を申請して経営破綻した日本の半導体大手エルピーダメモリ(現マイクロンメモリジャパン)を買収。主力製品のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)を生産している。(共同)