12日G倒直後、東京都内のチーム宿舎が停電していたため、宿泊していた32階まで階段を上っていた阪神・ゴメス【拡大】
好調の助っ人コンビが思わぬアクシデントを乗り越えていた。4-2で勝利した前日12日の巨人戦から一夜明け、甲子園での指名練習前、平田ヘッドコーチが興奮気味に明かした。
「昨日、停電があったんだよ。ホテルのエレベーターが止まっちゃってさ。でも、ゴメスとマートンは32階まで階段で上がっていったよ」
巨人戦終了直前、東京都内のチーム宿舎から、電気系統のトラブルが原因とみられる停電が発生したと一報が入った。43階建てホテルのエレベーターは停止。高層階に部屋があるコーチ陣はホテルでミーティングを予定していたが、急きょ東京ドームのベンチ裏で行うことに。ライバルとの激闘で体はクタクタ…。だが、ゴメスとマートンはチャレンジャーだった。
とにかく家族の元に早く帰りたかった2人は、部屋のある32階を目指して一気に駆け上がったという。高さ約112メートル、1つの階につき30段を登らないといけない。計900段超。「こんぴらさん」と呼ばれるあの有名な香川・金刀比羅宮の石段でさえ、本宮までは785段もある。復旧までの約1時間はエレベーターが使えず、多くの選手やスタッフは階下で立ち往生。復旧を待っていたが、2人は踊り場で休憩することもなく、一気に登り切った。
同行したチーム関係者は「汗だくなんてもんじゃなかったですよ」と証言。ホテルの関係者も「点検で10階まで上がることはありますが、32階まで登った人は初めてだと思います」と超人的な下半身に口アングリだ。
試合後の“修行”は好調の証。7月の打率はゴメス・357、マートン・349、G砲は8試合、M砲は9試合連続安打中だ。