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 JR九州は13日、博多と大分・由布院を結ぶ観光列車「ゆふいんの森」で、新たに増結する新車両1両を報道関係者に公開した。

 天井には全面に薄い木材が張られ、緑色でどんぐりの樹木が描かれている。座席も緑色で、様々なかたちの葉の柄をあしらった。床はナラ材の板張りで、ひじ掛けは福岡・大川の組子細工を採用。「森の中にいるような気分になれる」(担当者)のが売りだ。

 デッキには、大きな窓を備えた展望スペースを設けた。デザインは、豪華寝台列車「ななつ星」と同じ水戸岡鋭治氏。

 ゆふいんの森は外国人の利用が多く、「外国人客にも日本らしさを感じてほしい」(同)とデザインした。18日から、博多―由布院間を往復する便で、従来の4両編成を5両編成にして運行する。博多―別府間を往復する便は、従来の車両を4両編成で走らせる。