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 大量のデータを送りつけてサーバーの機能を止める「DDoS(ディードス)」と呼ばれるサイバー攻撃をセブン銀行など2社が受け、ネット上のサービスに支障が出ていたことが分かった。相談を受けた警視庁によると、セブン銀には、攻撃を止める条件として仮想通貨ビットコインでの支払い要求もあったという。

 攻撃があったのはセブン銀と、金融サービスを展開するGMOクリックホールディングスの子会社、FXプライムbyGMO。

 両社の発表によると、セブン銀では6月25日午前の2時間近く、パソコンやスマートフォンから残高照会や振り込みができるサービスの取引画面につながりにくくなった。GMO子会社では5月22日の正午前後の1時間余り、外貨取引のサイトに利用者がアクセスできなくなった。攻撃に伴う個人情報の流出やデータ破損などは両社とも「ない」としている。

 警視庁はセブン銀から通信記録の提出を受けるなどして捜査を進める方針。