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IAEA 柏崎刈羽原発の現地調査終了
7月13日 16時56分

IAEA 柏崎刈羽原発の現地調査終了
各国の原子力発電所の安全対策を評価しているIAEA=国際原子力機関は、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所で現地調査を行い、津波対策などの取り組みを評価した一方で、マニュアルが十分でないなどの問題点や改善点を指摘しました。
IAEAの「運転安全評価チーム」による柏崎刈羽原発の現地調査は、東京電力福島第一原発の事故後、日本の原発では初めて先月末から行われ、最終日の13日、暫定的な評価結果が東京電力に伝えられました。
東京電力などによりますと、巨大な地震や津波に備える防潮堤や止水対策などのほか、福島第一原発の事故で問題となった「電源」が高台などに豊富に確保されているなど、8項目の取り組みが「良好」と評価されたということです。
一方で、原発事故後、安全対策として取り入れたさまざまな設備の一部が緊急時のマニュアルに反映されていないなど、6項目の問題点が指摘されたほか、細かい設計情報を十分に把握できていないなど、9項目について改善が提案されたということです。
IAEAの評価チームのリーダーを務めたピーター・タレン氏は、「東京電力は、一丸となって安全性の向上に取り組んでいるという印象を受けた。問題点の改善を継続してサポートしていきたい」と話していました。

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