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ピピピピピがブログを書きますよ。

運動もせず、ヘタレ顔でキーボードに手を置くピピピピピがブログを書く。野人の如き豪快さが欲しいね。

僕が27年間、企業で働きたくないと思い続けている理由 僕は働きたくない(1)

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仕事の途中、遊びに行くと怒られる

「今日はお昼から三時間遊びに行って来ます! その代わり日曜日も出勤しよう」が出来ない。
 何十年も働くのだから、そうした自由度がなければ幸福度が一気に低下すると思う。
 毎日仕事をこなして、たまに残業が少ない日に、20時から遊ぶ。
 こんなのだけじゃ物足りないよ。
 朝から晩まで働いたって構わないし、仕事が山積みだってやりがいを持って取り掛かるから文句はない。
 けれど、仕事と遊びのバランスを、就業規則なんかによって縛られたくないのだ。
「今日は12時間働いても構わないけれど、一旦メイドカフェでホットケーキを食べてきます」と朝礼と共に社外へ。
 そうした自己の裁量で動ける職業人生を過ごしたいのだ。
 時間を奪われ、計画を奪われ、肉体を奪われ
 現状の日本企業で働いていると、なんだか乗り逃げされた車を必死に追いかけているような気分になる。
 気づいたらスラム街にいたみたいな幻覚を見てしまい、「こんな状況なのに仕事が運ばれてくるよ。これがカフカ的不条理って奴か」と怖くて怨念の吐瀉物をリバースしてしまう。
 企業って恐ろしい。

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紫外線対策がなされていない

 明け放れた窓や、窓際に用意された自分のデスクに目をやる度に、「会社選びを間違えたな」と言う想いが沸々と煮えたぎる。
 直射日光が顔面を突き刺し、肌の深層を血だらけにしている事実を知らないのか?
 新陳代謝も乱れるから、シミやソバカスが出来やすくなる。
 芸能人やモデルでなかろうが、綺麗な生物は大抵の場所で得をするものだ。
 1cm程度のシミをレーザーで焼き払うのに1万円ぐらい掛かる上に、一度で完治せず、何度もやらなくてはならない場合も多い。
 やっと治って気分が舞い上がっていると、また無人島のようなシミが出来て、喜びから落とされた心的打撃により吹き出物も出始めたりする。

 陽光を甘く見ていた企業が生んだ人的損失は計り知れないものだ。
 もちろん太陽光を受ける事は心に良い面もあるが、何時間も浴びる必要など全くない。
 8時間も湯船に浸からないように、適量浴びたら避難するべきだ。

 紫外線と言う有害因子のせいで、モテ度が低下する事で、QOLが著しく低下してしまう。
 せめて企業には、肌に異常が出来た際は治療費+慰謝料を従業員に手渡す制度を立てて欲しい。
 老害役員達がほったらかしておいた太陽攻撃のせいで、顔面が荒れる。
 相当因果関係の成立要件を満たしているはずだ。
 立派な労働者災害である。

 年寄りの中には、「ニキビの一個や二個出来たところでなんもかわらん。神経質じゃのう」とヤクザの紛いの事を口にする輩もいる。
 もうすぐ棺桶に入る者と、これから数十年社会生活を営む若者では、やるべき事は違うのは当然だ。
 にも関わらず、下の世代が放った想いの源流を想像しようともせず、ただひたすらドヤりながら上から目線でアドバイスをしてしまう。
 そんな押しつけがましく、共感感情の欠乏した暴君が、「社会貢献だ、経営理念だ、新入社員研修だ」と騒ぎ立てているとむかっ腹が立つ。
 こいつらのやっている事は、ポルポトの政治支配のようなものだ。
 独裁者のように猛悪な感情をこねくり回して、正義や愛情もどきを作りだし、そうした偽物を社員や国民の喉元に押し込んでいる。

 こうした人類の理不尽な部分に気づいてしまうから、僕は企業で働きたくない。
 窓から美しくも破壊的に差し込む光は、全てを暴き出してしまうのだ。

愛犬を連れて行けない

 寿命が長いものでも20年近くしか生きないのに、どうして離れ離れにならなくてはいけないのだろうか。
 日に少なくとも8時間働くとして、年間2920時間。20年間なら、58400時間。
 これだけ長い間、犬は一匹で孤独と戦い続けなくてはならない。
 犬は忠実だし、毎日主人の元でお座りする事に幸福を感じる生き物だ。
 であるから、慈愛深く、片時も離れないような飼育をして行きたいと思っている。

 もちろん、企業内を多種多様の動物が走り回っていたら仕事どころではないだろう。
「ありとあらゆるペットを持って来て構いませんよ」とお触れが出たら、アレルギーを持った人はどうすると議論が白熱する。
 意地汚そうな子猿とか、液体撒き散らす昆虫を持ってくる危険人物もいるかもしれない。
 そう考えたら、社内に動物の持ち運びは徹底的に禁止するべきだ。
 どうしようもない事ぐらい分かるからこそ、企業で働く事を避けたいなと思う。

仕事の邪魔をされる

 トランス状態に入る程、目前の仕事に取り組んでいる時に限って、上司から呼び出しを食らう。
 そのせいで集中力が途切れ、能率が下がってしまい、残業時間が延びる事になる。
 管理監督者の立場なら、部下の状況を把握して、忙しそうなら文面で命令を出すなど配慮して欲しい。
「ピピピくん? ちょっと」
 着座したままの上司が手招きしてくる度に、「今仕事してるじゃないか。終わってからにしてくれ」と指差しながら注意を促してやりたくなるよ。
 物凄まじい速度でタスクをこなすフリをして無視を決め込んでいると、ぴーひゃらぴーひゃらと内線を鳴らされてしまう。
 お前のやってる事は、熟睡中の子供をシンバル叩いて起こす行為だと思う。
 着信音が鳴ると右手を伸ばし、個人名を叫ばれると立ち上がる
 まるで、しつけの行き届いた犬になった気分だ。
 古典的条件づけされた、単純な動物か僕は。
 酷い例を出せば、内線を鳴らして僕の動きを止めてから無言で手招きをすると言う、冷酷で鈍感で攻撃性の激しい高度なテクニックを用いる奴もいる。
 さすがに堪忍袋の緒が切れてしまうから、「副統括! 既読したかどうかこちらからメールするので、わざわざ電話確認して貰わなくても大丈夫ですよ」と告げると、「ふぁはは。気にすんな。面倒でも何でもねぇから」と和やかな対応をされてしまう。
 こっちが気になるし、こっちが面倒なのだ。
 お前の内面の状況が晴れやかだろうが、蝶々が飛ぶように穏やかだろうが知ったこっちゃない。
 脳天が焦げる程に怒りが熱されてるから、辞めてくれって事を暗に伝えているのだが聞き入れず。
 せめて企業は、集中DAYのような日を作って、「今日は上司から部下に語り掛けるのを禁止です」と言うのを定期的に実践すべきだろう。

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職場に美少女がいると、嫉妬と妬みのカーニバルが始まる

「美人っちゃ美人だけどタイプじゃない」と初対面の時に思ったとしても、他の社員と恋が進展しそうなのを見掛けると舌打ちせざるを得ない。
 これは、電気屋さんで1000円の電子辞書を見掛けて、「こんなお手頃な価格に釣られたら負けた気がするよ」と思ってその日は帰宅するんだけど、ふとなんだかこのままだと大損してしまうような気がして、慌てて店に戻るともうなかった……って展開に似ている。
 どうでも良いものを欲してしまう卑しい性質が滲み出てしまうのだ。
 一人の美少女のせいで、僕の胸の内に罪悪感のようなものと押せきれない恋心が咲き乱れて、まるで罪と罰を背負った苦労人のように疲弊しながら働かなくちゃいけなくなる。
 きっと付き合えたら、「美しいだけで……、所詮人間だな」とマンネリが押し寄せて別れ話を切り出してしまうのだろう。
「僕は嫉妬深くミーハーで、人の庭に咲いた花を踏みつぶそうとするタイプなのかよ……」と心に十字架を背負って、メンヘル的闇夜の世界でしか動き回れなくなってしまう。
 何も手につかなくなって、ウイルスソフトの期限が切れても更新せずにグロ動画を干渉したり、フィッシングサイトに引っ掛かってパソコンが壊れたりするんだと思う。
 用途不明のフリーソフトが知らず知らずの内にDLされていて、削除に追われて仕事も出来なくなり、退職するだろう。
 つまり、職場に美少女がやってくると、男は地位を失ってしまう。

 そんな不条理な企業で働けるかよって感じだ。

デスクやイスにこだわりがない

 ニトリでもイケアでも大塚家具でも、どこでも構わないが、自分の気に入ったものを使いたい主義なのだ。
 それに既に組み立てられたものに座ると、「ネジはきちんと締めたのか? もしくはドライバーを回しすぎて内部に亀裂が入ったりしていないだろうな? こんなリスクのある粗悪品に座れるかよ」と思ってしまう。
 貧困が広がる昨今、少しでもライバルを減らそうとトラップを張り巡らせる反逆児がいるはずだ。
 常に誰かに追われている、殺されるかもしれない、明日はやってこないかもしれないと、最悪のケースを想像しておきたい。
 そう考えると、適当にリース契約したような中古品がずらっと並んでいると寒気がしてくるのだ。

昼寝用のベッドや布団がない

 一日中業務を行っていれば、三回ぐらい耐えきれない眠気が襲ってくるものだ。
 犬や猫は眠くなれば道路の真ん中でも眠っているのだから、僕らだって疲れたら瞳を閉じた方が良い。
 動物としての自然的な反応を精神力で叩き潰すのは、生命に対するパワハラ行為であるから、昼寝はするべきだ。
 情熱があれば寝ずとも死なないなんて言う旧時代の思考で、ブラックな風を吹かしていても仕方ない。
 きちんと枕に頭をつけて、一定のリズムでゆっくりと呼吸をして夢の中に落ちよう。
 そこで良質な睡眠を得るには、低反発枕とウォーターベッドが必要になる。
 企業人に勘違いして欲しくないのは、僕ら人類に取ってなにが大切かと言えば、利益でもクライアントでもなくて、命なのだ。
 伸び伸びとストレッチをしながら寝られるような設備も整っていないようじゃ、魂のメンテナンスが出来ないではないか。
 もちろんこうした時間にも給料を発生させた方が良いだろう。
 なぜなら、眠りながら金が流れ込んできている感覚があると、深い安らぎを得やすいからだ。
 これぐらいの福利厚生がない企業とは、はっきり言って付き合っていられない。

人間の存在を感じるとストレスが発生する

 僕はウサギと違って、360度の視野がある訳じゃない。
 その為、守備範囲の外からダミ声が飛んできたりすると心臓発作で昇天しそうになる。
 何百人もいる会社だと、その中のいくらかは反社会的な性質を多少なりとも持っていたり、お母さんに叱られてムシャクシャしていたりする者がいるだろう。
 そう考えたら、いつ首根っこを掴まれてセロハンテープ台などを顔面に突っ込まれるか分からない。
 奴らは、自分の心を整える為に、僕をぶん殴る事で命を守ろうとする可能性だってある。
 職場なんて、少なからず羅生門のような世界なのだ。
 そこまで過激な暴力企業でなかったとしても、背後に立たれたり、ウトウトしている時に内線で起こされたり、研修中でトイレに行きづらい雰囲気がある時点で、チンピラだらけの檻の中に閉じ込められたように身震いが止まらなくなる。

 人間がいる企業では、働かない方が良いのかもしれない。

まとめ

 仕事についての議論は終わりがないものだが、一つだけ言えるのは、仕事があるからそんな議論があるのであり、世界中から仕事がなくなればそんなものはない。
 つまり、地球人類の一人一人が、書類を破いたり、コピー機を破壊したり、スーツをドブの沼に捨てる意識を忘れなければ、仕事の問題はこの世からなくなる。

 ピケティだとか、貧困層だとか、IoTだとか、そんな話しをするよりも、みんなで芋を分け合って暮らして行きたい。
 ゴロゴロと坂道を寝ながら転がって、辿り着いた川の水を飲んで、クマの家族が運んできてくれたサケを焼いて、種族の壁を越えたパーティーをして暮らせば良い。

 生命ってそう言うもんだろ。
 マイナンバー制なんてのも始まるが、大自然の生物・人間の情報がそんな中に封じ込められて良いのか?
 なんで世界は、こんな無機質な建造物だらけなんだ。
 ナチュラルに開けた世界をこの目で捉えたいよ。

 生年月日も所属も電気も水道も、何もかもほっぽり出して空の彼方で飛ぶように暮らせたら良いのになと思う。

 これから社会はもっと便利になるだろう。
 だが、そこに辿り着くまでにとてつもない被害を生む可能性もある。
 急激な世界の進化には、法律も追いつけない。
 多くの人々が不具合なく暮らせるまでには、ある程度時間を要するのだ。
 つまり、これから地獄を見る人が必ず出てくると思う。
 貢献と被害は表裏一体であり、働く事による結果は、働かない事による結果を超えた幸福を生むとは限らない。
 
 文明の進展と同時に幸福を享受出来るのは、一部の富裕層だけだ。
 経済の広がりは幸福の縮小にも繋がる。

 新たな構造は、新たな被害者の生産工場のようなものだ。

 世界が流れようと、ストップしようと、どっちにしても悲劇は止まらない、減らない、消えてなくならない。
 したがって、働こうと働かなかろうと、一人一人の人間に対する価値は同じで良いと思う。

 僕は毎日働いている状態だが、引きこもりニートと比べても偉い部分など一つも存在しない。
 ただただ、お互いに未来がどうなるか不明な運命の上をなぞっているだけだ。
 
 そうした考え方をしているから、働いている感覚なく働ける環境でなければ働けない。
 ゆえに、僕は一般的な企業では働きたくないのだ。

 

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