TOEICよりもサバイバルイングリッシュ力!本当の英語力を身に付ける方法
こんにちは。TRiPORTライターの冒険女子アオノトモカです。
「TOEICの点数を○点伸ばす方法!」といった参考書やネット情報はよく見かけますが、テストの点数にこだわらず、「言いたいことをいかに英語で伝えるか」といった「サバイバルイングリッシュ力」について語られることは、比較的少ないように感じます。また、TOEICで高い点数を取ることができても、実際の英語でのコミュニケーションはうまくいかない...といった話もよく耳にします。私自身、TOEICで満点を取れてはいるのですが、実際のコミュニケーションはまだまだだと感じています。
あなたが上司に「TOEICで○点以上取れ!」と言われている会社員ではなく、世界をまわる旅人やグローバルに活躍できる人材でありたいなら、伸ばすべきなのはTOEICの点数ではなくサバイバルイングリッシュ力だと思います。そこで今回は、今すぐ始められるサバイバルイングリッシュ力の鍛え方をご紹介します!
50%の英語力と50%の推理力
Photo Credit: 写真AC
テストで良い点を取るためには、たくさんの英単語と文法を覚える必要があります。しかし、サバイバルイングリッシュにおいては、自分の身の回りでよく使われている最低限の単語と文法さえおさえておけばOKです。テストでは紙の上に書かれた文章だけが頼りですが、実際の会話においては相手の表情、声のトーン、会話の流れなど、手がかりがたくさんあります。たとえ会話の途中で知らない単語が出てきたとしても、多くの場合はこのような手がかりを頼りに意味を推理することができます。ひとつひとつの単語を聞こうとするのではなく、会話全体を捉え、さらにその会話を彩る相手の表情や声のトーンから内容を掴みましょう。
発音にこだわりすぎない
Photo credit: Kana「【ニューヨーク女子旅】公園でヨガ・チェス・ランチ!ブライアントパークでの過ごし方」
英語は大きく分類すると「アメリカ英語」や「イギリス英語」で発音が異なりますが、アメリカ英語ひとつを例にとってみても、話者の社会的・文化的背景や地方によって微妙に発音が異なります。アメリカには移民も多いため、独特のアクセントで英語を話す人たちもたくさんいます。
一方で、日本語を話すのはほとんど日本人であるため、いわゆる「標準語」が存在し、日本人は少しの発音の違いにも敏感に反応する傾向にあります。そのため日本人は「英語を話すときも完璧な発音で話さなければ伝わらない...」と思いがちです。しかし、英語の発音はより多様性に富み、英語を話す人たちは様々なアクセントで話される英語を聞き慣れているため、英語の教科書のような発音でなくても意外と伝わります。発音よりも大切なのは、伝えようとする気持ちです。たとえ一度で伝わらなかったとしても、粘り強く伝えようとすれば相手も一生懸命理解しようとしてくれます。
一人芝居で常に復習
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実際に英語を話していて、うまく会話ができなかったとき、あとでその状況を思い出しながら、次に同じ状況になったら何と言うかをシミュレーションしてみましょう。その際に、自分が答える分だけでなく、相手が質問してきた内容を含めて、会話全体を一人芝居のごとく練習するとより効果的です。もしくは、自分の置かれている状況に近い設定の映画やドラマ(例えば学生であれば学園ドラマなど)を英語で見て、会話のやりとりを真似してみましょう。これは、歩きながら、シャワーを浴びながら、いつでも実践できます。このシミュレーションを繰り返すことで、次に同じ状況に遭遇した際にスムーズに答えられるようになり、同時に質問の仕方も練習することができます。また、なかなか練習するのが難しい「会話のテンポ」を掴むのにも効果的です。
英語を学ぶことに、価値はあるか?
筆者撮影
英語を習得するのは大変ですが、苦労以上に得られるものは旅人にとって大きいと私は思います。英語を話すことができると、旅先や旅の途中で出会った人々とコミュニケーションを図ることができ、旅が何倍も楽しくなります。特に、まだ自分が行ったことのない土地の話や経験したことのない体験談など、他の旅人が持っているストーリーは、時としてどんな小説よりも刺激的かつ魅力的です。
また同じ体験をしていても、文化的な背景が異なると感じ方が違ったりします。相手の体験談を聞き、自分の体験談を話し、その感じ方の違いについて話し合うことで、さらに旅の面白さは深まります。テストで良い点数を取れなくて英語が苦手だと思っている人でも、サバイバルイングリッシュ力を磨けば英語で意思疎通ができるようになるはずです。次の旅に備えて、ぜひ今から挑戦してみましょう。
■英語教師との面談で教えられた「単語を覚えるより大切なこと」
■【30ヶ国まわって気付いた】旅先の英会話は5フレーズでも大丈夫!
(ライター:アオノトモカ「冒険女子」
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