年金機構「誤回答 原因は入力ミス」と陳謝

7月13日 21時58分

日本年金機構の水島理事長は記者会見で、個人情報が流出していた加入者に、誤って「情報は流出していない」と回答していた問題について、問い合わせに応じるためのシステムへの入力ミスが主な原因だったとして、改めて陳謝しました。

年金情報の流出問題を巡って、日本年金機構は、個人情報が流出していた２４４９人からの問い合わせに対し、誤って「情報は流出していない」と回答していたとして、対象者への謝罪と原因の調査を進めてきました。
これについて、機構の水島理事長は１３日に記者会見し、流出問題が発覚したあと問い合わせに応じるためのシステムを改修した際に、担当者が間違った基礎年金番号を入力したり、一部を入力し忘れたりしたことが主な原因だったことを明らかにしました。
こうした入力のミスは、問い合わせがあった対象者以外にも合わせて１０万件余りに及んでいましたが、先月１４日までにすべて修正を終えたということです。
また機構によりますと、これまでに対象者が第三者によるなりすましの被害にあったという情報はないということです。
水島理事長は、「こうした事態が発生したのは誠に申し訳ないし、情けない。責任を痛感している」と述べ、改めて陳謝しました。