死去した松鶴家祐二さん【拡大】
関西を中心に活躍していた漫談家でラジオパーソナリティー、松鶴家祐二(本名・宮脇裕司)さんが12日午後3時24分、肝硬変と腎不全のため、入院先の神戸市内の病院で死去した。64歳だった。通夜、葬儀・告別式は未定で、男性マネジャーがサンケイスポーツに「血圧が徐々に低下して眠るような最期でした」と明かした。
宮崎県出身。大阪市立東商高を卒業後に上京し、夫婦漫才コンビとして活躍した松鶴家千代若・千代菊(いずれも故人)に弟子入り。弟弟子にはビートたけし・きよしの漫才コンビ、ツービート、兄弟子には漫談家、松鶴家千とせ(77)がいる。20代のころは故レオナルド熊さん(1994年死去)と漫才コンビ「北海の熊とこだま祐二」を組んだ。
その後、関西を拠点にラジオ番組に出演。ひょうひょうとした語り口で時事ネタやプロ野球、芸能ニュースなどを毒舌で斬りまくり、人気を集めた。しかし、2008年、ラジオの生放送中に吐血して緊急入院。静脈瘤破裂と診断された後、肝機能障害を併発して入退院を繰り返し、最近は芸能活動を休止していた。