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僕は女子中学生に転生した 作者:窪まり
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真の友情を初めて体験した 女同士の裸の付き合い

僕は火曜日には診療内科で診察を受け、水曜日には学校に行く気がしなかったので、1日、休むことにした。

火曜日の朝 洗面台で朝、歯を磨いているとき、自分の顔を見た。
「私の前髪、伸びすぎた。髪も肩よりも長く伸びている。もうすぐ美容院に行かないと」
僕は久しふりに美容院に行くことになった。それは心療内科の帰りだった。

「ねえ久美子。お薬はちゃんと飲みなさい。何かあったら頓服も飲みなさい」
「ママ、私、髪が伸びたみたい」
「私の行きつけの美容院に行きましょう」
「うん」
僕は久美子という美少女に転生して、2度目に美容院に行った。
「お嬢ちゃん。どんな髪型が良いの?」
「えーと、ストレートで、髪の長さは、両サイド5センチほどカットして欲しいです」
「わかりました。では髪を洗いましょう」
僕は仰向けにさせられて、髪を洗われた。
「では、カットします。前髪の長さはどれくらい?」
「眉毛が隠れるくらいで、お願いします」
「はい。わかりました」
2度目の美容院のとき、僕はまた美少女である自分が服を破かれて、みんなが見ている前で、拷問される光景のフラッシュバックに襲われないか心配だった。
僕の髪にハサミが入れられ、髪の毛をカットしている。そのときなるべく別の事を考えている。
「お嬢ちゃん。髪は染めますか?」
「いいえ。染めないでいいです。校則で禁じられているのですから」
「そうですか」
「ねえ、美容師さん。一日にお客さん何人来ますか?」
そうやってフラッシュバックに襲われないように気を紛らわせている。

そして母と一緒に外食を食べた。
「ねえ、久美子。昨日、パパから折檻されて痛かったでしょう」
「痛いけど、とても気持ち良かった。また体験したいわ」
「でも、毎回、折檻されるとせっかく皮膚科専門の病院で再生された皮膚に傷がつくわ」
「私の意志に関係なく、強い痛みを求めるの。自分ではない何かが、私の身体に取り憑いているみたい!それが私の身体に強烈な痛みを求めさせているの!私にはどうにもならないわ・・・」
その時、初めて僕は涙ぐんだ。
「久美子。つらいでしょうが、私たちが、助けるから・・・」
「うん」

そして水曜日、僕は気分がすぐれないので学校を休んだ。
「久美子。今日も学校休むの?」
「うん。何だか気がすすまない。私が通っているクラスは、とても荒れているの。みんなストレス抱えてイライラしている。自分よりも弱いものをいじめることしかできないの!私、できれば公立ではなく私立の中学校に転校したいわ」
そのとき僕の新しい母は、冷静になって、静かな口調で語った。
「ねえ。この時期の年齢だと、多くのストレスを抱えるの。たぶん大人の階段を登りはじめたばかりだから・・・。いつまでも小学生のままでないから、みんな心に重荷を負っているのよ。確かに今の久美子も辛いけど、みんなも辛いのよ。わかる・・・」
僕は、とても優しい母に慰められるたんびに、涙もろくなった。気がつけば僕は涙を流して泣いた。

そして、僕は母と共有する部屋のベットの上で横になろうとした。僕はブラジャーを外して、タンクトップを着た。そのほうが胸の締め付けなく楽だった。そして横になった。

ラジオを聴いたり、漫画の本を読んで頭を休めた。そして昼間が終わろうとした。
午後4時、電話が来た。
「久美子。佐々木美佳さんから電話だよ」

ベットから降りて、電話に出た。
「はい。私、大野久美子ですが」
『クミ・・・。私、あんたが学校を2日も休んで、とても心配したわ。他の子も心配しているわ。ねえ、風邪など引いていないでしょう?』
「うん、大丈夫」
『ねえ、クミ。あなたと裸のお付き合いしたいの。そのとき胸の大きさを比べっこしましょう。一緒にお風呂入りたいの。迷惑なら良いけど・・・』
「もちろん、いいわ。家のお風呂入って」
『わかった!これからクミの家に来るから。じゃあ、待っていてね』
僕は気分が晴れた。僕には親友以上の人がいた。とても嬉しかった。

「ねえ、ママ。これから美佳ちゃんが来るの。お風呂は大丈夫なの?」
「ええ」
「美佳というクラスメイトが来るの。ねえ、私も手伝うから、ごちそうをお願いね」
「久美子。わかったわ。良いお友達を持っていて」
「いや、友達以上の関係なの。私の恋人なの・・・」

僕は母の指示にしたがって、夕食の手伝いをした。母は冷蔵庫にあるものを出して、ごちそうを作った。

ドアのチャイムの音がした。
「私、佐々木です」
「美佳なの。良いわ開けるわ」

ドアを開けて、美佳は少し心配そうな顔をしていた。
「クミのバカ。水くさいわ。学校を休むほど悩むなら、あたしに相談してよ!」
僕は美佳から軽く頭を叩かれた。
「でも、クミが元気みたいで良かったわ」
「美佳、いつまでも玄関にいないで上がってちょうだい」
「はーい」
「ちょっと待って!」
僕は美佳が靴を脱ぎ放しのをみて注意した。
「ねえ美佳。もう中学生だから自分の靴くらい、ちゃんと揃えなさい」
「はい」
美佳は素直に返事した。



夕食が食べ終わって、しばらくベットの上で話し合った。
「ねえ、私たちのクラスは、かなり荒れているけど、そんなときは学園を舞台にしたアニメを見ると良いわ」
「私、最近のアニメは『魔法少女○○○』くらいしか知らないわ」
「ちょっと古いけど「ハ○ヒ」シリーズなんか良いわ」
「良く知っているね」
「まあ親戚にオタクのお兄さんがいるから。その人は良く、あたしの家に遊びに来るの。家の弟に女装させるのが好きなんだけど」
「美佳もコスプレが好きじゃない」
「いいえ!あたし、そんな趣味はないです!それよりもクミのほうが好きでしょう?」
「うん。私、コスプレするの大好きだよ」
「また・・・、そう本気になって返事する」

僕はタンクトップにパンティだけのかっこうをしていた。
美佳も私服を脱いで、パンツとブラジャーだけになっていた。

「久美子。お風呂沸いたわよ」


「それでは、お風呂いただきます」
佐々木美佳は、僕の新しい母に伝えた。

僕は、すぐに脱衣所で下着を脱いだ。
「ねえ美佳。私たち、これから産まれたままの姿になるのよ!」
「ちょっと恥ずかしい・・・」
「なに恥ずかしかっているのよ。女同士じゃない」
「あたし、あんたほどスタイルよくないし・・・」
「もたもたしないで・・・」
「キャ!」
僕は美佳のパンツとブラジャーを脱がせた。
「美佳。良いカラダしているじゃない。ねえ、体重計のってみない?」
「それはセクハラよ!」
「良いわ、私が乗るから。体重が38キロ、入院のときよりも痩せたわ」
僕は無邪気にはしゃいだ。
「それなら私も」
美佳も体重計に乗った。
「あ・・・。以前より5キロ減っている」
「やったじゃない」

「ねえ、一緒にお風呂入りましょう」

僕たちの身体は小さいので、浴槽に二人、入れた。
「私、女の子二人だけでお風呂入るの初めて」
「あ、あたしも・・・」
「そんな緊張しないで」
「ねえ、あんたの背中、あたしが流すから」
「ありがとう」

そして浴槽から出て、僕は腰掛けに座り、背中を流してもらった。
「クミの背中、小さい!中学1年なのに腰にくびれがある」
「それはママの遺伝があるから・・・」
「今度、あんたのお母さんと一緒に健康ランド行きたいわ」
「ママ、いやお母さんは、いろんな用事があって忙しいけど、暇ができたら、私たち3人で行っても良いわ」
「あたし楽しみにしている」

そして次は僕が美佳ちゃんの背中を流した。
「美佳ちゃん。今日、来てくれてありがとう」
「恋人だから当然でしょ・・・」
「そうだね」

そして頭を洗い、再び浴槽に入る前、
「ねえクミ、胸の大きさ比べっこしましょうよ」
「うん」
お互いに胸を見比べた。
「クミはスタイル良いけど、まだ胸が小さいわ。まあ、これから育ち盛りだから・・・」
「そうね・・・」
「ねえ、あんたと一緒にベットで寝たいわ」
「ええ良いわ」

そして僕たちは、脱衣所でバスタオルを身体に巻いて、母と共有する部屋に戻った。

「ねえ、クミ。良い身体しているわね。あたしと一緒に同じ布団で眠りたいわ」
「でも、家の人に連絡しないと心配するわ」
「そうね。ねえ、クミ。今晩、泊まって良いでしょう」
「良いけど、明日も学校があるし」
「いや!あたし明日もクミと一緒に過ごしたいの!」
「また、美佳のわがままが始まった・・・」
「お願い・・・」
「いいわ。美佳。明日、どこか行きたいところあるの?」
「うん」
「私も、どこか遠くに行きたいわ」
「じゃあ、あたし家に連絡するわ」

美佳はケータイで家に連絡した。
そして、僕は母に、明日、電車で遠くに行くことを伝えた。
「久美子、学校の勉強のほうは大丈夫なの?」
「明日だけお願い。どこか良いところない?」
「富士山麓の遊園地なんか良いじゃないの。私が二人分の交通費だすから」
「いいわ。ママ、このあいだ、たくさんお小遣いもらったから」
「でも、私の気持ちも読み取って・・・。交通費は保健だと思って」
「わかったわママ」
「久美子は素直だね。私、今日は居間で寝るから、二人で仲良く寝てね」

そして僕たち二人は全裸で布団の中に入った。
僕は、女の子と一緒に寝て、布団の中で抱き合い、とても気持ち良く感じた。
美佳ちゃんの肌の感触は、柔らかく、すべすべしていて、とても気持ち良い。



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