畳まれた雷門の提灯。ある意味レアな状態です。「わしが畳んだ」みたいな写真にしたかった……!!
こんにちは、青木瑠璃子です。
この連載は、出かける予定を立てても当日になると面倒くさくなってしまうわたしを、遊び・学び・記事を書くという仕事のために家から引っ張り出そうというものです。
今回は前回の菓子屋横丁に続き、ノスタルジックな雰囲気の残る下町、浅草に行ってきました。
そもそも、なぜ浅草か?
浅草と聞いてみなさまは何を思い浮かべるでしょう?
下町、雷門、花やしき、スカイツリー……などなど。
そう! 浅草は大都会東京が誇る観光地なのです!
ですので地方から東京に来た家族や友人知人、そして海外から来た外国人の方エトセトラは、よくこんなふうに聞いてきます。
「浅草はどう楽しんだらいいい?」
残念ながら、わたしには答えられませんでした。どう答えたら正解なのか? それを探すことが今回の目的です。
しかし、これをお読みのみなさまは浅草マスターなのでしょうか? 浅草マスターなあなたは頭の中で思い浮かべつつ、行ったことのないあなたはDQ1のマップでも思い浮かべつつお読みください。
さて、浅草に降り立つと、さっそくたくさんの外国人観光客の方々の姿が! 日本語の書かれたTシャツを着ている方も散見されます。
まずは有無を言わさず浅草寺へ。
これ、「せんそうじ」って読むんですよ! 「あさくさじ」じゃないんですよ!! 知ってました!?ふふ、これでわたしのように浅草へ行って恥をかくことも無くなりますね。ちなみに六義園は「りくぎえん」と読みます。そして今更ですが、DQはドラゴンクエストの略です。
それはさておき、駅からほど近いところにかの有名な雷門があります。DQ1を思い浮かべている人は、ラダトームの城から出てラダトームの町に行った時を思い出してください。あの感覚です。ガチムチな人力車のお兄さん方もいますが、ここには自力で行けます。
そして、ここが一番の撮影スポット! みんな自撮り棒を伸ばしてパシャパシャやっています。人ごみに紛れつつ、わたしも何とか記念写真を撮りました。
が! あの有名な提灯が半分になってる!! 「ちょうちんの はんぶんを おまえにやろう」なんて甘言にノった輩がいたのでしょうか?
いいえ。通りすがりのおじいちゃんが教えてくださったのですが、この日は浅草で行われる「三社祭」の日。高さのある行列が通るため、半分に畳まれていたのです。ちょっとびっくり!
門をくぐった先は仲見世通り。さまざまなお店が軒を連ねます。
しかし、ここは敢えてふらっと横道へ。少し落ちついた雰囲気で人通りも少なく、ある意味こっちのほうが風情があるかもしれません。
風情を感じたお店の筆頭、文扇堂さんへ。読んで字の如く扇子屋さんです。お上品な香りのする店内。さっそく色とりどりの扇子を見せていただきました。
三社祭の団扇もかわいいなぁ……と思ったのですが、せっかくなのでこの日の爪の色ともわたしの名前とも掛かった、青のお花の描かれた扇子を購入。名前も入れていただきました。
手に入れた扇子の心地よい風を受けながら、再び仲見世通りを歩きます。カメラマンさんに撮っていただいていると、修学旅行の中学生と思しき女の子が興味深そうに見てきますが、残念ながらDQ1では仲間にできません。
そのまま浅草寺を参拝し、おみくじを引いたり、出店をひやかしたり、おみくじを引いたりしました。
あ、誤植ではありません。二回引きました。末吉→小吉でした。け、決して末吉では満足できなかったわけではありません。別に大吉がよかったとかじゃないんです。片方はかわいいとんぼ玉付きので……もう片方はふつうので……ゴニョゴニョ。
そんなズルをしていたからか、屋台で買った美味しいいちご飴の汁が服にこぼれました。
その後、またまた大通りからは外れ、西参道方面へ。こちらもいろいろなお店があります。今流行り(?)の日本刀屋さんや、人形屋さん。気軽に休める喫茶処もありました。あ、花やしきもこっちですが、時間の都合上眺めるだけで今回はスルーです。また来たいなぁ……。
大衆劇場の木馬館さんを過ぎたあたりで、面白いお店、いや面白いおじさんを発見。なにやらたくさんの竹とんぼを売っています。
「この浅草とんぼは日本一飛ぶんだよ」とのこと。試しに見せていただくと、これがホントに飛ぶ!! びっくりするほど飛ぶ!!
種類にもよりますが、竹とんぼ初心者のわたしが軽―くやっても3mくらい上がります。おじさん(すーさん)がやると、余裕で屋根の上まで飛んでしまいました。
すーさん「これで今日9個目だ! ワハハ!」
何個飛ばしちゃっても同じ台詞で場を沸かせてくれそうなすーさん。そんな日本一の浅草とんぼも購入させていただきました。かわいいし、おもしろいし、これはかなりおすすめです。
そんな調子で浅草を一周したところで、今回の旅も終了。
花やしきやスカイツリーなどメジャーなところは行っていませんが、ものすごいボリューム! なにより、このまとめを読めばわかる通り、ちょっと横に入ったところにもいろんなものやお店があって面白かったです。
観光地によっては、ガイドブックがないとどこへ行ったらいいやら……?となる場所もありますが、そうならないのが都会の強み。何かしらありますので、ノープランでブラブラするのも楽しいです。浅草の楽しみ方は無限大。正解は一つじゃなかったんですね! (Q.E.D.)
浅草をご存じなくて今回はDQ1のマップで想像していた皆様も、東京にお越しの際はぜひ一度お越しください!
さて、そろそろ夏本番。次回はどこへ行こうかなぁ……?
青木瑠璃子twitter:@coloruri
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