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可塑世界の住人(二) ※最終話
(二)
ある日の放課後、オレを見るなり硯深は叫んだ。
「黒い!」
髪の話だ。
椅子を引き寄せながら、病室に自分達二人だけなのに内心でほっとした。
歌生がいたら、どんなふうにからかわれるか解らない。
「どうしたの?」
「別に」
本当は、我慢できなくなったのだ。
チャラチャラと派手な頭があんまりにもバカな気がして、思い切り黒く染めてやった
。多分、何もしてない硯深の髪より黒いと思う。
昨夜、急に嫌になった。
風呂に入って、びしょ濡れの自分を鏡で見た時。そんな場合かよ、と腹が立った。
情けねェ。
格好ばっかりイキがったって、オレは何者にもなれないのに。
「前も思ったけど、髪が黒いと似てるねえ」
「あ?」
「似てるよ、栄重。やっぱりお兄さんと」
なんの話だ。
自慢にはならないが、オレとアニキは似てない兄弟で有名だったのだ。
優等生の兄と、問題児の弟。
公立では一番頭のいい高校に進んだアニキ。一方、中学でもうすでに他校の学生と暴
力沙汰を起こしていたオレ。
そんな性格や頭の中身もそうだったが、姿形も全く違った。アニキは痩せぎすでひょ
ろ長かったし、オレは体力だけが取り柄のチビ。
そりゃ、二年も経てば身長も伸びた。だが今さら、死んだ人間と背比べする機会もな
い。
それより。
「前も思ったって、なんだよ?」
「あ、ごめん。ちょっと……」
「眠てェふりすんじゃねえ!」
しまった、と言う顔でベッドの中に潜り込む硯深をムリヤリ起こす。
問い詰めて、一瞬こちらがヒヤリとした。
硯深の目が「視た」事については、なるべく触れない様にして来た。でもこれは、ま
さにそう言う話だったからだ。
しかし聞いている内に、これは重要な事ではないかと思い始めた。無意識に、親指の
ツメを噛む。
「最初に、二人で現場行っただろ? お兄さんの事でさ。その時、あの高架下で視たん
だよ」
髪の色と雰囲気の違いで、一瞬オレとは解らなかったと硯深は笑う。
そしてアニキに似たオレが、アニキのために花を手向ける。そんな場面を「視た」の
だと言った。
「過去や未来を勝手に視られて、喜ぶ人いないから……黙ってた。ごめん」
「悪い、帰る」
「ごめん」
「あ? あァ、違う違う。用事思い出した」
硯深は心配する様な顔でこちらを見た。どうやら気分を害したと思ったらしいが、そ
うではない。
そうではなかったがオレは考える事に気を取られ、ロクに気遣う余裕もなく病室を後
にした。
今のオレが、今回の事件が起こる以前の、まだなにも知らない硯深の目に触れられる
なら?
もう止めろと、伝えられたら?
病院を飛び出して、例の高架下に急ぎ足で向かう。もう時刻は夕方だったが、比較的
まだ日は高い。なんとか明るい内に、辿り着く事はできるだろう。
あの時点で硯深が視たのが、今のオレなら?
オレ達があがいたために、榊末が死んだなら。
あの時点でオレ達が手を引けば、違った結果を作れはしないか。
途中、目に付いた花屋で小さな花束を作ってもらった。
それを片手に、アニキの死んだ場所に立つ。
正直言えば、こんな日が来るとは思ってもいなかった。アニキのために、花なんて。
オレが死ぬべきだったのだ。
二年前、本当はオレが死ぬはずだった。
アニキは、オレと間違って襲われた。その事だけは明白だった。
アニキは優等生で、通っているのは頭のいいヤツばっかの学校。リンチされたあげく
殺される様な、そんな人生とはまるっきり無縁って人種だった。
一方オレは中学にもほとんど行かず、目が合ったってだけで道端で殴り合いのケンカ
をする様なバカなガキ。
恨まれる覚えなら、いくらでもあった。
なにもかもがムカついて、できのいいアニキなんて特に気に食わなかった。家の中で
も外でも、晴れない胸のもやもやをかきむしる様に暴れていた。
だから、どうすればいいのか解らなかった。
今も、解らない。
だって親も、周りも、オレじゃなくアニキに生きてて欲しかったはずだ。
自分でさえそう思うのに、アニキはオレのせいで死んだのだ。
窒息しそうな重い罪の意識の中で、指一本も動かせなかった。
足の下で、ジャリ、と硬い土が音を立てた。二年前、アニキの血を吸った土。
オレは自分の胸に手をやって、首に掛けたペンダントを握る。アニキの形見だ。
あの勉強一筋、洒落っ気なんかカケラもないアニキがアクセサリー。遺品の中にこれ
を見付けて驚いたが、なんの事はない。鎖に通った金色のプレートは小さくて解り難い
が、なにかの文字が刻まれている。どうも、神社かどこかのお守りらしいのだ。きっと
勉学の神様に違いない。
オレはそのプレートをギュッと握り、深呼吸して気を落ち着かせる。
それから、記憶を頼りにあの日の硯深の位置を探した。
硯深、もういい。
もういいんだと、オレは過去の硯深に語り掛けた。
*
次の日起きたら状況は全部違っていて、榊末は生きているし、硯深だって入院してな
い。
なにもなかった事になった。
実は少しだけ、そんなふうに劇的な変化を期待していた。
オレが、アニキの死んだ現場に硯深を連れて行った時。あの時点で手を引けば、少な
くともあんな形で榊末が命を落とす事はなかっただろう。
でも榊末は死に、硯深は今も入院している。
オレのメッセージが過去の硯深に届かなかったか、それともできてしまった過去を変
える事は不可能なのか。解らない。
ただひとつ確かなのは、あの時オレ達は引き返そうとしなかったと言う事だ。
「昨日、悪かった。急に帰って」
「いいよ。用事でしょ?」
硯深は本当に気にしている様子なく、ただ不思議そうに首を傾げた。
「まだ、言ってなかったよな」
「何?」
「アニキの事件、ちゃんと犯人捕まりそうだ」
「……そう、よかった。役に立てて」
「それからさ、やっぱ似てるみたいだ」
「え?」
「アニキに、オレが」
昨日は暗くなるまでをあの高架下で過ごし、夜になってから家に帰った。家中が暗く
、誰もいないと思っていたらリビングのテレビだけが点いている。テレビの前にあるソ
ファを見ると、親父が寝ていた。
オレの気配でも感じたのだろうか。テレビを消した瞬間に親父が起きて、はっと息を
飲んだ。
十秒ほどもそのままで、ようやくオレと気付いてほっと肩の力を抜く。
なにも言わなかったが、よく解った。オレをアニキと見間違えたのだ。
それで、前夜の事を思い出す。
風呂に入っている最中に自分へ嫌気が差したオレは、Tシャツとジーンズを手早く身
に着け、濡れた髪のままコンビニに行こうと靴に足を突っ込んだ。
そこを親父に見付かり、夜遅かった事と格好のだらしなさで小言をもらった。ほとん
ど押し問答になったのだが、オレがコンビニに行こうとしたのは黒い髪染めを買おうと
したからだ。それを知ると、親父は自分の白髪染めを持ち出して来た。
渋々折れる格好でそれを受け取り、風呂に戻って髪を染めた。
風呂から上がると、親父は眉をひそめてオレを見詰めた。
派手な茶髪とメッシュをやめて、黒い髪になったのだ。眉をひそめる理由がない。
……でも、親父にはあった。それをようやく理解できた。
オレが、アニキと似ていたからだ。
不思議と、嫌な気持ちにはならなかった。
家族を失って、苦しんでいたのは自分だけじゃない。親父の顔を見て、その事にやっ
と気が付いた。
魂には匂いがある。
それに触れると、苦しいほどに切ないなにか。
親父に取って、アニキの匂いを感じさせる存在はオレなのかも知れなかった。
「栄重?」
硯深は、不意に黙り込んでしまったオレの顔を心配そうに覗き込んだ。
「硯深はさ……」
シャラリ、と。指先で触れたペンダントが、かすかな音を立てて揺れる。
「硯深はその目の事、疎ましいって思ってるかも知れないけど」
「……うん」
「オレは、救われた。その目と、硯深に」
ベッドの上から伸びた手が、丸めたオレの背中に触る。その掌の熱が広がって、じわ
じわ溶かして行くみたいだった。
うつむけた顔から白い床に、透明の雫がぱたぱたと落ちる。
「オレを救ったのは、硯深だよ」
それ以外の言葉がない。
硯深は一言も口を開かず、見守る様に、慰める様に。情けないくらいに泣いたオレを
、暖かな掌で溶かし続けた。
(可塑世界の住人/了)
Copyright(C) 2010 mikumo/1979. All rights reserved.
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