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TS転生して理想の女の子になろうとしていたらビッチスレスレになっていた件について 作者:ぴよ吉
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入学式その2

「初めまして、藍原結衣と言います!」

 折角色々と考えていた自己紹介も水の泡となり自分の口から出てきた言葉に内心やれやれとため息が出る。
 本当はこのままぶっちぎって席に戻って机に突っ伏したい気分だが、今は自己紹介の途中だ。それにこの掴みは自分で蒔いた種なので諦めるしかない。
「好きなものはぬいぐるみ等のふわふわしたもの、趣味はお休みの日に外に出掛けて写真を撮りにいくことです。所属予定の部活はまだ決めていませんがこの学校は面白そうな部活が沢山あるのでとても楽しみです! 色んな人と仲良くなれたら良いなと思っているので是非気軽に話しかけてください。これから1年間よろしくお願いします!」
 終わった………。ほんの5分前までは『高校生活はなるべく目立たないように出来たら良いな。』なんて考えていたが、自己紹介でここまでやってしまった今ではそれは叶わない夢と思ったほうが良いだろう。
 最初の入りはまだしも最後の『色んな人と仲良くなれたら良いなと思っている』は完全に余計だった。
 昔からの習慣でとりあえず人当たりの良い行動をとってしまう癖はどうにかならないかと思うが、これに関しては一朝一夕ではどうにもならなさそうなのでどうしようもない。
 自らのとった軽率な行動に軽く自己嫌悪に陥っていると担任の声がする。
「よ~し、それじゃあ早速質問タイムだ! 藍原に質問がある奴は手を………って速っ!?」
先生の言葉が終らない内に沢山の手が挙がった。沢山、本当に沢山だ。流石にあれら全てに回答していたら1分弱どころではなくなってしまうだろう。
「まったく、お前ら現金すぎだぞ。これ全員当てたら藍原一人の自己紹介でHR終っちまうな。しょうがない皆悪い、質問は3人までにさせてもらうぞ! それじゃあ質問権の獲得者3人は………そこのお前とその右斜め後ろの奴、それから窓側の君だ!」
挙げられた手の数に一切動じないでてきぱきと捌いていく先生。選ばれなかった生徒からブーイングが出ているがそれもどこ吹く風で軽く流している。しばらくして静まりかえってから質問タイムが始まった。
そして記念すべき最初の質問は活発な感じの男子生徒。どんな質問を繰り出して来るのかと思っていると……。
「今付き合っている人はいますか!?」
 初対面の人に大勢の前でなんて事を聞いてくるのだろうか。恋人は居ないから問題は無いが、もし仮に居たとしたらこれはある意味公開処刑の様なものだ。
「まだ恋人が出来たことは1度も無いです……。」
  回答した瞬間におおっ!! とどよめく男子生徒達。いくら恋人が居ないからと言っても自分の恋愛経験を大勢の前で発表するのは少し恥ずかしい。
続いて2番目の質問者は少し派手な見た目の女の子。
「教室に入ってきた瞬間から気になったんだけどその髪の毛ってどうやって手入れしてるの?」
今度の質問は1番目の質問と比べると実に普通だ。質問者が女の子だからか女の子らしい質問でとても答えやすい。
「特に何かをしている訳ではありません。強いていうなら毎晩花櫛を使っていることかな?」
 今度は女子がどよめいた。すかさずメモを取っている人もいる。
 が、実は私は髪の毛については何もやっていない訳ではない。むしろ全身で1番丁寧にケアしているところと言っても良いかもしれない。たとえばただの櫛を使っている訳ではなく一週間ほど椿油を染み込ませた物を使ってみたり、毎晩丁寧に頭皮マッサージをお風呂の中でしたりだ。
 これに関しては数多くあるキューティクル整備方法の中でどれが自分の髪に対して1番効果を発揮するのかと様々な工夫を凝らした長年の研究の成果なのでそう簡単に教える気はさらさらない。
 最後の質問者はこれまた女の子。黒縁眼鏡のTHE・委員長という感じの子だ。しかし、質問者の見た目と同じ真面目な感じの質問だろうと考えていたら違った。
「好きなタイプの男性はどのような方ですか!?」
 その瞬間に完全なる無音となった教室。前言撤回、見た目は委員長だが中身はミーハー少女だったようだ。
「好きなタイプですか……。うーん、好きなタイプはあ「ありませんなんてダメですよ!」はい………。」
 『好きなタイプは無い』と言おうとしたがすぐに却下されてしまう。
 好きなタイプの男性か………。今まで理想の女の子については何度も考えた事はあるが理想の男性像について考えた事は一切ない。
 さて、弱ったな………。しょうがない、ここは即席で無難な答えにしよう。
「好きなタイプの男性は外見よりも中身………。優しくて一緒にいて幸せになれる方です。いくら見た目がよくても性格の悪い人はちょっと………。」
 これなら文句ないだろう。もう少し具体的にとかなんとか聞こえるが気にしない。
とにかくこれで3人終わった。いい加減席に着きたいので担任をちらりと見ると着席許可が出たためそそくさと席に戻る。

ぐったりとして席につくと次の人の自己紹介が始まった。他の人はどんな質問を受けるのだろうかと楽しみにしていたのだが、何故か私の次からもう時間が無いとかいう理由で質問タイムが削られてしまった………。まだ私一人しか自己紹介していないのに時間切れなんておかしいでしょ!? 私はあんなに恥ずかしい質問や答えづらい質問を受けたのに………なんか納得いかない。

 「初めまして逢坂(おうさか)理沙(りさ)でーす! 趣味はお菓子作り。将来の夢は世界的に有名なパティシエールになること。ちなみに入部予定のクラブは料理研究部です。皆これから1年よろしくね~!」
現在教卓の前に立っているのは金髪に染めた髪をポニーテールにしている所謂『ギャル系』の子だ。
 ぱっと見派手な子だな~と思ったが、近くでみてみると派手なのは髪の毛と見かけだけでパティシエールを目指していると言うだけあって手にはネイルなどを一切着けていない。
 かなり丁寧に手入れされている手から見ることに多分彼女の夢がパティシエールというの本気なのだろう。
見かけで人を判断してはいけないなと心のなかで感心しながら彼女を見ていると不意に目が合い小さく手を振られる。
逢坂さんか……。もしかしたら彼女とは仲良くなれるかもしれない。

 私の中で逢坂さんの株がちょっぴり上昇し、どんどんと自己紹介は続いて行った為このままいけばすぐに終わるなと思っていた時ある一つの爆弾が投下された………。
「皆さん初めまして、ボクの名前はウィリアム。ウィリアム・敷島・ゴールドスミスだ。」
前に出てきたのは金髪碧眼の外人さん。なんかもう鬱陶しいくらいキラキラと光っている。何故朝クラスに入った瞬間に気が付かなかったのか不思議なくらいだ。
「3年前にアメリカから父の転勤で母の故郷であるこの日本に来たんだ。趣味は日本文化を調べること。この高校では剣道部に入部する予定だよ。ニックネームは個人的にはウィルが1番好きだけど別にビリーでもビルでもウィリーでも構わない。皆仲良くしてくれたまえ。」
自己紹介が終わると目を閉じて悦に入っているウィリアム。 多分いい人なのだろうが少々変人っぽい。
 そしてキラキラと輝いている絵本の中の王子様のような存在にみんなの目が釘付けになっている所に担任の声が響いた。
「格好つけるのも良いけどゴールドスミスは今度から遅刻しないように。入学式をすっぽかす奴なんて先生、学生時代も含めて初めて見たぞ。」
「スミマセン先生。実は朝、黄色い鞄を持った可愛らしい子猫ちゃんを見つけて後を追いかけていたら幼稚園という所にたどり着きまして、そこの中をじっと眺めていたら突然青い制服を着た人達に絡まれてしまい遅れてしまいました……。」
ロリコンかよっ! 何故朝に姿を見かけないのかと思っていたらどうやら遅刻してきたかららしい。
 しかもその理由が幼稚園児をストーカーしていたらお巡りさんに声を掛けられたからなんて………。  どうやら彼は少々変人ではなくてかなりの変人。いや、犯罪者予備軍だったようだ。
 王子様然としたウィリアムの登場に色めき立っていた女子の落胆の声が聞こえてくる。そりゃそうだよね、凄いイケメンなのにロリコンなんだもの。かなり重度の。きっと彼は俗にいう『残念なイケメン』に違いない。
「………お前いつか絶対捕まるぞ。」
その先生の呟きに対してきっとクラス全員が同意しただろう。

 物凄く濃い時間を過ごしたが、クラス全員分は終らない。でも、流石にウィリアム君程の癖のある人はいないようで後は普通の自己紹介が淡々と続いていく。最初にとんでもない質問をしてきた男の子の自己紹介も至極まっとうなものだった。
 やっぱりこれが普通だよね。なんて考えながらふと件のウィリアムを見ると意外と真面目にクラスメイトの話を聞いていて驚いた。

 そして委員長(仮)を含めて残すところあと4人となったところで事件は再び勃発する。もちろん原因は委員長(仮)。
「皆さん初めまして。松宮(まつみや)綾子(あやこ)と申します。 趣味は読書。入りたいクラブは文学部です。高校生活で1番楽しみな事は藍原さんのお眼鏡に敵うような殿方を探すことです。皆さんよろしくお願いいたします。」
思わず机に頭を打ち付けてしまった私は悪くはないだろう。委員長(仮)改め松宮さん、あなたは親戚のお見合いおばさんですか? 『私藍原さんみたいな少女漫画に出てきそうな方に憧れていたんです! そんな方とまさか同じクラスになれるなんて夢みたい!』なんて言いながら自分の世界に飛ぶ去っている彼女を見て唖然としてしまう。
 松宮さんの中では私はきっとこれからいろんな男性と出会い紆余曲折を経て大恋愛の末に誰かと結ばれる未来が待っているのだろう。しかし松宮さんには申し訳ないが私にはそんなことをしている余裕も暇も度胸もない。おとなしく諦めてもらおう。

 結局いつまでも教卓を占拠されて困り果てた先生が声を掛けるまで松宮さんは自分の世界から戻ってこなかった。





今話も読んでくださりありがとうございます。
 突然ですが、読者の方からある程度書き溜めてから投稿をしないとエタってしまうからすこし書き溜めてはどうか?
という声をいただいたので次回の投稿である程度キリのいいところまで進んだら三、四か月。長くて半年ほど書き溜めの為に休載させていただこうかと考えています。 
 いつも楽しみにしてくださっていた方々、大変申し訳ありません。

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