［ボート］オーシャンカップ　カウントダウン特集【注目選手（１）】

　１７年ぶりに三国ボートで行われる頂上決戦。地元の大エース・今垣光太郎にとっては待ちに待った舞台。「開催が決まってから大目標の一つになりましたね。気持ちを入れつつ、レースでは平常心で挑みたい」と、語る口調は力強い。

　今年３月、尼崎で行われた「クラシック」。２４場制覇の偉業がかかったシリーズでは、機パワーもよくない事もあってか、気力だけが空回り。１月宮島、２月三国の周年記念を制した勢いからすれば、散々な結果に終わったと言える。

　時折“３カド”から果敢に攻める今垣のスタイルは、ファンを大いに沸かせる。最近では他のレーサーも戦法の一つに取り入れるなど、ボートレースに新たな影響を与えている。

　「低出力エンジンだと簡単にはまくれないかな。伸びがいい感じに仕上がって、Ｓも全速で決められる自信があるときこそ、本当の威力が発揮される」と今垣は話す。

　今節は初日ドリームの６号艇を得た。ポイント増しレースで、６号艇を消化できるのは勝ち上がり段階では好材料だ。シリーズ中の走りでどんな位置取りを見せるか。３カド選択となれば伸びに自信ありと見て良さそうだ。