大型銃で戦う清野菜名　初主演映画「東京無国籍少女」

　女優の清野菜名（２０）が、２５日に公開される初主演映画「東京無国籍少女」（押井守監督）で、大型銃器を使ったアクションに挑んだ。清野は昨年、映画「ＴＯＫＹＯ　ＴＲＩＢＥ」（園子温監督）でキレのあるパンチラアクションを披露しており、アクション女優として期待の存在だ。

　今回、清野が演じたのは、傷ついた天才として美術学校で特別扱いされている少女。終盤のクライマックスに、制服姿で大型銃を持ち、一人で多数を相手に激しいアクションをこなす展開が待っている。

　銃は両手を広げたぐらいの長さがあり、重さも約４キロあった。「普通のアクションとまったく違う。重たくてコントロールしにくい。相手との距離感も違うし、人にぶつけそうでこわかった」と清野。

　家に持って帰り、マガジンチェンジを見ないでスムーズにできるよう、繰り返し練習した。「今回のアクションには自分でもすごくかけてた。どうなってもいい、ケガしてもいいと思った」と振り返る。「今回は軍事系のアクションがやれて楽しかった。兵士になった気分だった。筋肉つきました！」

　米映画「バイオハザード」を見て、女優ミラ・ジョヴォヴィッチとアクションに憧れ、アクロバットやボクシングを学んで才能を磨いた。この６月からは、新たにヒップホップダンスを始めたという。

　そんな意欲的な清野は「ミュージカルにも興味があってぜひ経験してみたい。歌うのは大好き。ギターも独学で練習してます」とアピールする。カラオケにもよく行くそうで「（歌手の）ジャスティン・ビーバーの歌を歌いまくってコンサート状態！」と笑う。

＜清野菜名（せいの・なな）＞　１９９４（平成６）年１０月１４日生まれ、愛知県出身。２００７年ファッション誌「ピチレモン」オーディションでグランプリを受賞し専属モデルに。高校卒業を機に女優活動へ。中日ドラゴンズのファン。１６０センチ、血液型Ｂ。