◇レッドソックス5−3ヤンキース
上原浩治投手(40)は11日のヤンキース戦で2点リードの9回に3番手で登板し、1イニングを1安打無失点に抑え、今季22セーブ目を挙げた。1死後に7戦ぶりとなる安打を許したが、続くヘドリーを空振り三振に。最後はマキャンを中飛に打ち取った。
6月以降、12度のセーブ機会を連続成功させるなど好調維持の上原だが、この日は制球が乱れる場面もあり、「今日はスプリットが良くなかった。全体的に高かったが、打ち損じてくれた」と反省も忘れなかった。
チームはエース右腕バックホルツが右肘の張りで故障者リスト(DL)入りするなど、厳しい状況が続いているが、地区首位のヤ軍に一矢を報い、「1個1個勝つことしかない。僕らにとっては1個1個が大きい」。なお借金生活も、ヤ軍とは5・5ゲーム差。その背中はまだかすんでいない。 (ボストン穐村賢)
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