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第三十話 春葉原
バスに乗った俺達は春葉原に到着した。
プリンの様子は・・見るだけ可哀想だ・・そっとしておこう。
だが、春葉原に着いた瞬間!二人の目の色が変わった!
バスが停まって扉が開くと同時に二人が外に走って行き見えなくなった・・・
【騎士】「お~い、守り人探すんじゃなかったのか?」
俺は春葉原の電気街に足を運んだ・・
目に写るもの全てが美少女アニメの看板ばかり・・
道路ではメイドが何かを配っている。
【メイド】「ヨロシクお願いしま~す!」
ビラを貰った、見るとメイド喫茶と書かれている・・
お、あれは!メイドにウザイほど口説きまくっているのは海上だな・・・
放っとこう・・
俺は海上に声も掛けず電気街を歩いてみる事にした。
あっあれは!プリン!
あいつは何故男達に囲まれて写メ撮られてるんだ・・
無理もないか・・
この春葉でリアルに制服着て髪も金髪だからな・・
きっとレイヤーにでも間違えられてるんだろ!
放っとこう・・
俺はプリンに声も掛けず電気街を更に歩いてみる事にした・・
その時俺に女の子がいきなり声を掛けて来た!
【女の子】「あのう、すみません」
【騎士】「なに?」
【女の子】「一緒に写メ撮ってもいいですか?」
【騎士】「えっ?俺?」
女の子は頷いた・・
【女の子】「凄い、ガンアウトオンラインに出ているライトに似てますよね?」
【騎士】「は?そうなの?」
パシャッ!
【女の子】「ありがとうございました!」
女の子は行ってしまった・・
何だったんだ?今のは?
好きなアニメキャラに似ていたから一緒に写メを撮りたかった・・・
ま、いいか・・
俺は表を外れて裏路地に入って行った・・
こういう所の方が守り人いるんじゃねえ?と思ったからだ!
見覚えのある人がいる・・
不良に絡まれているようだ!
金髪の髪、プリンか!
五人の不良に絡まれている!
俺は様子をみる事にした・・
【不良】「さっさと金出しな!」
【プリン】「やめて下さい・・」
【不良】「ぶってんじゃねえぞテメエ!」
【プリン】「私が何をしたんですか?」
【不良】「気に入らねえんだよ!パツキンでいいプロポーションしやがって!」
【プリン】「そんなの関係ないじゃないですか」
【不良】「うるせえ!」
【ヤクザ】「どうした?」
【不良】「せんぱい!」
ヤクザが乱入してきた!
【不良】「こいつ!気に入らないからみんなでやっちゃおうと思って!」
【ヤクザ】「勿体無いことすんじゃねえよ!」
【不良】「はあ・・」
【ヤクザ】「こんなにいい玉滅多にないぜ、俺らで廻してAVに出した方がいいだろうが!」
【不良】「さすがせんぱい!そうしましょう!」
【騎士】「ちょっとヤバイかな?出るしかねえか!」
俺が出ていこうとすると不良の女の子が吹っ飛ばされた!
【ヤクザ】「なんだテメエ!」
【プリン】「随分と言いたいこと言ってくれるじゃない・・」
【不良】「なんだ?こいつ!」
【プリン】「あたしを廻す?
あたしの体に触れていいのは
この世でただ1人・・・・
騎士だけよ!!!!!」
【騎士】「なっ!!」
バキッゴス!ドゴッ!ベキ!
プリンはあっという間に不良を全員倒した!
【ヤクザ】「お・・おまえは・・誰なんだ!」
【プリン】「別に、ただの女の子よ!」
【ヤクザ】「ふざけるな!」
ヤクザが懐から小刀をだした!
【騎士】「ヤバくねえ?」
【ヤクザ】「うらあ!」
ヤクザがプリンの胸に目掛けて小刀を突き刺そうとした!
プリンはスッと身体を後ろに引くと、
小刀を右足のつま先で蹴り飛ばし、
左の脚で後ろ回し蹴りをくり出し、
ヤクザの顔にヒットさせ、
すぐ横の壁にめり込ました!
さすが、うちの学校の裏番だけあるな・・
プリンはハーフで髪が金髪だ!
それが原因でいつも不良に絡まれていた!
プリンは強い!
不良はプリンに返り討ちにあう!
女番長もプリンに負けた!
だけどプリンは番長に興味がない!
だから裏番だ!
プリンがこんなに強いのもプリンの父親の影響だ!
プリンの父親は昔キックボクシングのチャンピオンだったらしい・・
俺はプリンに声を掛けないで守り人探しを再開した・・

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