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【プロ野球】

山崎康22S 球団新人記録 与田の日本記録31S射程圏

2015年7月13日 紙面から

ヤクルト−DeNA 9回に登板し、22セーブ目を挙げたDeNA・山崎康=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◇DeNA3−0ヤクルト

 DeNAが3位タイに浮上した。4回にロペスのソロで先制し、7回にバルディリスのソロなどで2点を加えた。三浦は6イニング無失点で1カ月半ぶりの4勝目を挙げた。ヤクルトは新垣が好投しながら打線の援護がなく8敗目を喫した。

   ◇

 左翼席を埋め尽くした「ヤスアキ〜」のコールを背中に受け、山崎康がマウンドに上がる。3点リードの9回。ルーキー守護神が零封リレーを締め、球団新人記録を塗り替える堂々の22セーブを手にした。

 「久しぶり(中4日)だったので、少しボールが上ずっていた」と振り返りながらも、相手の守備妨害にも助けられて結果的には3人締め。昨季の三上の21セーブを超え、歴代でも4位タイ。プロ野球記録の90年与田(中日、31セーブ)も射程圏に捉えた。

 公私ともに“手本”にしている三浦の白星を守った。5月24日の阪神戦で危険球退場。親身に相談に乗ってくれた大先輩は、その3日後に電話を取り次ぎ、頭部死球を与えてしまった上本に直接謝罪する機会をつくってくれた。「チームの中に経験も実績もある選手がいてくれるおかげで、僕もやってこれている」

 強く、たくましく、試合を締める。DeNAの勝ち試合に不可欠となった山崎康の新記録には中畑監督も目尻を下げる。「オメデトーゴザイマス! 苦しい試合を勝ちに結び付けたことが本当に大きい」。同一カード3連敗を免れ、3位タイに浮上。13日からは、本拠地で2・5差の首位巨人を迎え撃つ。 (井上学)

 

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