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プロローグ4
期待したら負け。あと、先生は女性です。
~昼休み~
俺はお昼ご飯を食べずに、いつも通りの場所で待機していた。
章とはクラスが同じなのにまだ来てないところを見ると、いつも通りに取り巻きを呼びに行っているようだ。
3分くらいぽけ~っとしていると、徐々に足音が3つくらい聞こえてきた。
いつも通りにあいつらもご飯を食べずに来たんだろう。
・・・・・・「だよなぁ」
「ああ、7日ぶりだな!」
あいつらの声がきこえる。
はぁ・・・ついに来たか・・・俺は心して待ち受ける。
いまのは確かにあいつらの声だ。
徐々に声が近づいてくる。怖い。
これから起こることを考えると、ブヨブヨのふとももが、生まれたての小鹿みたいにふるえる。
あいつらが、遂に角を曲がってこっちを捉えた。
「おお、久しぶりだな。ハラショー。」
「顔見るだけでやっぱむかつくゼ」
・・・来たか・・・・・・
ちなみに、今のハラショーは、俺がこいつらに呼ばれているニックネームだ。
神原 翔 をカタカナにすると
カンバラ ショウ(かける)
になる。カンバラショウ。
カン、バラショウ
カン バラショー
カン ハラショー
といった、謎の進化を遂げた結果こうなったそうだ。
この名前が決まったとき、めちゃくちゃ爆笑してたな、こいつら。
ちなみに、
俺の顔見るだけでむかついたこいつの名前は、
塩谷 響
柔道部の期待を担う、柔道部副部長だ。
二つ名は『お尻○じり虫』
相手を投げるとき、しっかりと腰を密着させる事から、こう呼ばれている。
顔は二つ名がついているだけあり、かなりのイケメンだ。
脱色して金髪に染めた髪に、着崩した制服。
『Suger』運営のアイドルグループに所属しているくらいだ。
もっとも、イケメンかどうかは普通の学校を基準にした場合だ。
この学校には美男美女ばっかりなので、中の上と言えよう。
2人目のやつは
山西 輝成
塩谷と同じアイドルグループに所属していて、身長は160くらいでちっちゃくて、顔も小顔。
二つ名は『男の娘』
俺にハラショーのニックネームを付けたほんにんだ。
こいつは、このハラショーとゆうニックネームを気にいっており、俺を名前で呼ばない。
3人目は章だ。
・・・コイツら、ハラショーハラショー連呼しやがって・・・
本当に意味わかってんのかな?
お、俺をほめたってなにもでないんだからね!
それはさておき、俺、さっきから靴を脱いで蹴られまくってます・・・
・・・べ、別にマゾじゃないんだからね!
・・・・・・・・・
はい、正直ほかの事考えていてきを紛らわせていたけど
馬鹿見たいに痛いです。
ムカつかれたあと、すぐに塩谷による旧式一本背負い地面に組み伏せられた俺は、
何回も投げられ続けたおかげで完璧に習得した受け身で、すぐに立ち上がろうとする。が、腹を蹴られる。痛い。一瞬息がつまる。ご飯を食べずに来てよかった。
吐瀉物が出そうになるが、蹴られたことで息がつまる。等といったことがおこらないからな。
そこからは現実逃避してて覚えてない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ありがとう~♪サンドバッグ君♪」
そういってあいつらは去っていった。
俺を蹴ったあとに食べるご飯はそれなりに美味しいらしい。
さてと。俺もご飯食おうかな・・・
今日も俺の手作りだ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~放課後~
午後の授業は眠いから寝た。
終礼をすませ、はやく帰ってゲームしてえなぁー。と、思いつつ、ドアに手をかける。
???
ガタッガタッ・・・
開かない?
気付いた時には時すでにおそし。
なんか床光ってるなー、と思った瞬間!俺達の視界は光に包まれた。
知らない人のための解説!ハラショーと言うのは、良い、素晴らしいなどとゆう意味でつかわれます。(たしか
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