任天堂(7974)は13日、11日に岩田聡社長(55)が胆管腫瘍のため死去したと発表した。岩田氏は優れたゲーム開発者として知られていた。ゲームソフト「星のカービィ」など任天堂向けにソフト開発するハル研究所(東京・千代田)の社長を経て、52年間社長を務めた故・山内溥氏から2002年にバトンを受けて社長に就任。当時42歳で異例の抜てきと注目された。病気療養を理由に前年の定時株主総会は欠席したが、6月26日に開いた今年の総会は2年ぶりに出席。社長に再任されたばかりだった。
04年に携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」を発売、06年にはテレビゲーム機「Wii」を投入した。09年3月期の純利益は過去最高の2790億円に達した。
ただその後は、14年3月期まで3期連続で営業赤字に転落。15年3月期の純利益は418億円と同社の業績は回復途上だった。今年3月にはディー・エヌ・エー(2432)と提携し、距離を置いてきたスマートフォン(スマホ)向けゲームへの参入計画を打ち出していた。
後任社長の選定については「スケジュールを含めて未定」(同社)としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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